冬至にゆず湯 冬至の祭り 

ゆず
ゆず

2018年の冬至は12月22日。一年で一番昼が短い日である。

日の入りの時刻は、冬至の10日ほど前に最も早く、冬至の頃には少しばかり夕方の明るい時間は長くなってきている。日の出の時刻は冬至を過ぎても遅くなり続け、1月中旬頃に折り返して日の出の時刻が早くなってくる。そのことは、別の記事にも書いた。

日の出日の入りの時間と反射グッズの記事はこちら

冬至の祭りユール

寒さはまだ続くが、冬至を境にまた昼が長くなってくると思うと何となく嬉しい。昔、北欧やヨーロッパのゲルマン民族の間では冬至の頃にユールという祭りを行っていたというのも、よくわかる気がする。

ヨーロッパの多くの地域は高緯度にあり、冬至の頃には昼はかなり短い。ドイツのベルリンでも北緯52度くらいで、冬至の頃は日の出が8時過ぎ、日の入りが16時前と昼の時間は8時間に満たない。北緯59度あたりのスウェーデンのストックホルムでは、日の出が8時40分頃、日の入りが14時50分頃。冬至を過ぎて、昼が長くなり始めると新しい年の始まりを感じたのではなかろうか。

冬至の祭りは、キリスト教にとりいれられてクリスマスとして祝われるようになったともいわれている。

冬至にゆず湯

さて、日本では、冬至といえばゆず湯。ご近所の方から、庭のゆずの木になった実をいただいたおかげで、ゆずたっぷりのゆず湯につかることができた。感謝。

わが家では、そのまま丸ごとゆずを湯に浮かべる。ゆず湯に入ると、ゆずの香りに癒される。ゆずの皮をあしらった海老しんじょなどが食べたくなり、何となく自分が料理の具になったような気分にもなる。

冬至にゆず湯に入る習慣は、冬至=湯治(とうじ)の語呂合わせや、邪気払い・清めのためなどと言われている。理由はともあれ、江戸時代頃の医療や住環境を考えると、寒い冬に湯につかって暖まるというのは、健康のためには大事なことだったのではなかろうか。

そういえば、冬至の日にではないが、長野の宿や日帰り湯などでりんご湯に入ったことがある。効果効能は分からないが、赤いりんごが何個もプカプカ浮いていて、香もよいし、色もきれいで、楽しかった覚えがある。

お風呂で自然の恵みを感じるのもなかなかよいものだ。

かぼちゃの煮物

冬至といえば、かぼちゃの煮物を食べる風習もある。これも、由来はいろいろ言われているが、江戸時代頃に南方から伝来したかぼちゃは、冬まで保存することができる栄養価の高い食料として重宝だったはずだ。

私自身は、かぼちゃは、煮物よりも天ぷらや焼いた方が好きなので、煮物はたまにしか作らない。

5㎜前後の薄切りにして、ニンニクのスライスとともにオリーブオイルで焼くと、短時間でできて、洋食の付け合わせにも結構合う。味付けはクレイジーソルト。ニンニクは、S&BやGABANのスパイス「あらびきガーリック」でも問題ない。

かぼちゃの方が焼き時間が長いので、ニンニクやスパイスのあらびきガーリックが焦げないようにしたい。ニンニクのスライスの場合は途中で取り出すのがよく、スパイスの場合はかぼちゃが焼き上がる少し前にフライパンに入れるとよいようだ。スパイスの「ローストガーリック」だと、焦げる心配がなく、お皿に盛ってから仕上げに振りかければよいので一番簡単ではある。

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