スピリットオブフリーダム Spirit of Freedom 2002 イギリス David Austin
シュラブ、返り咲き、花径8㎝程度、樹高1.6m程度、耐病性・樹勢は中程度。香りはダマスク系のようだが、まだ確認できていない。
購入後、2018年7月までの経過
2017年の6月にコマツ・ガーデンの実店舗で大苗を購入。その年は鉢で管理し、秋には花を咲かせ、特に問題なさそうであった。
2018年1月に冬剪定をして、鉢植えから地植えにすることにし、庭のデッキ横のラティス際に植えた。南西向きで、日当たりは悪くない方だ。
2018年3月には新芽が育ち始めたのだが、約1カ月後には、一部を残して枯れてしまった。
このまま枯れてしまうのかと心配していていたのだが、残った部分は少しずつ育っていった。しかし、一向に大きくはならず、花芽もつかず、2018年春は咲かずに終わった。
ハラハラして見守っていたところ、6月下旬になって、根元近くからごく小さなシュートが出ていることに気づいた。
あまりに小さかったのと、苗の後ろ側の下の方から出ていたのでよく見えず、ちょっとスギナのようでもあり雑草の芽かなと思っていたほどだ。よく見ないで雑に触って折ったりしなくてよかった。
向こう側からはピントを合わせづらいが、写真を撮ってみて、シュートだとはっきりした。
他の株では、こんな小さな芽は殆ど育たずに終わってしまうことが多いのだが、今のスピリットオブフリーダムはどんな芽も大事にしようと思って、水切れにならないように注意して経過をみていた。枯れた枝は切っておいた。
すると、あるときからぐんぐん伸びてきた! これは、枯れずに済むかもと嬉しくなった。
他の枝の高さを越えた。
8月になると、葉もしっかりしてきた。
根頭癌腫発見
6月に出たシュートがかなり伸びて、8月には別のシュートも出てきたので喜んでいた。
そんなある日、夫が「スピリットオブフリーダムに何かコブのようなものがある。」と言い出した。見ると、株の根元あたりの地面のマルチング材が薄くなったところに、ごつごつしたコブが見える。
夫が少し掘ってみた。見れば見るほど怪しいコブだ。
これはあの根頭癌腫病ではなかろうか、と夫が触ってみるとあまり力を入れなくてもポロッと取れた。これはもう根頭癌腫病で間違いないだろう。地植えの際、根鉢を崩さなかったので気づかなかったが、冬剪定のときに芽が出そうなところが少なかったのも、春先に育ちが悪かったのも、癌腫のせいだったのかと腑に落ちた。
癌腫は治らないと言われているが、あの小さいシュートからここまで育ってきたのを見てきたので、このまま掘り上げて廃棄するのは忍びない気がした。そこで、とりあえずコブのあった根を分岐のところから切り取って、切り口をふさいで埋め戻して様子を見ることにした。
切った根っこは廃棄。
土壌の消毒はしていないので、もしかしたら再発するかもしれないし、隣のあおいに感染したら困るが、まあ、スピリットオブフリーダムとあおいしか植えていない場所で、他のバラとは別の区画なので、それ以上被害が広がることはないだろう。
癌腫切除の後のスピリットオブフリーダムは、シュートも出て、葉も増えてきた。台風24号の通過後、黒星病になってしまったのが残念だが、来年も様子を見ていきたい。
コメント
こんにちは♪
癌腫で検索していて、こちらのブログを拝見しました。
私は去年10月、DA社でカタログ落ちしているウィリアムモリスを○○○○で販売しているのを見つけてすぐ注文し、10月下旬に指示通り根鉢を崩さずバラ培養土で鉢増ししたんです。2月上旬に初めて根鉢を崩したら芋堀り状態で癌腫瘤がゴロゴロ。4~5cm位が3個、2~3cmが15個も出てきて本当に驚きました。3か月程度であれほど大量の癌腫が育つとは考えられず畑で栽培時には癌腫だったと思います。畑そのものが感染しているとすれば予約大苗で届いたシャリファアスマも可能性大だと思い問合せても全く連絡なしで、心配になりこうして検索してみたのです。すみません、突然、このような内容で。
スピリットオブフリーダム、私も憧れます。春にきれいな花が咲くといいですね♪
コメントをくださったmocha様、ありがとうございます。
私も、癌腫を見つけたときはがっかりしましたが、
そんなにゴロゴロ癌腫が見つかったとは、大ショックですね。
納得のゆくような対応があるとよいですね。
スピリットオブフリーダムは、引き続き様子を見て、記事にしていくつもりです。
mocha様は、ほかにもバラを育てていらっしゃるのでしょうか。
春が近づいてきて、楽しみですね。