クリスマスも終わり飾り付けを仕舞うと、もう年の瀬である。慌ただしい時期だが、子供は学校が冬休みに入り、のんびり楽しそうである。
毛糸の帽子
子供の冬の帽子が小さくなったので、新しく編んでみた。新しくといっても、余り毛糸がたくさんあるので、余り毛糸を使っている。
東京あたりだと毛糸の帽子はなくても何とかなるが、子供には、帽子があると体温調節がしやすいように思う。
編み物の本に載っている凝ったデザインの帽子もかわいいが、余り毛糸でゲージや分量を合わせるのは一手間かかるし、息子はデザインはあまり気にしないので色のきれいな毛糸を選んで、シンプルな編み方にした。
ちなみに、ゲージというのは、10㎝四方の目数と段数のことで、毛糸の太さや縒り方、編み針・編み棒の太さ、編み地などによって変わってくる。
模様編みをいれなければ、毛糸に表示されている標準ゲージを参考にして、頭囲の寸法を決めれば編み始められる。ゲージとりの試し編みもせず、帽子の深さと減らし目は、なりゆきという適当さである(汗)。
ゴム編部分のオフホワイトの毛糸は、メーカーや商品名もよく分からないもの。一目ゴム編で84目、14段4㎝くらい。メリヤス編みの部分は、パピーのミュルティコという毛100%の段染めの毛糸で、標準ゲージは9号棒針で16~17目、23~24段。ミュルティコは今でも販売されているが、帽子に使ったのは1色では足りなくて2色使ったがどちらも既に廃番だと思う。メリヤス編みで88目に増やして、31段、35段、37段で減らし目をして38段で絞った。メリヤス編みの部分で頭囲52㎝、高さ16㎝くらい。毛糸の使用量はゴム編部分も含め全体で約50g。
子供の帽子は目立った方がよいかと思い、ポンポンも付けておいた。
編み物は嫌いではないが、時間もかかるし、最近ではセーターなどを編む気力が減ってきた。帽子はその点、早く完成するので楽しい。また、余り毛糸で編むのにもちょうどよい。
余り毛糸にちょうどよいと思う理由は、分量が少なくてすむこと、毛糸の太さが限定されないこと、一種類の毛糸で足りないときも他の毛糸を足しやすいこと、完成品に、余り毛糸で無理矢理作った雰囲気があまり出ないことである。これが、手袋だとある程度細めの毛糸でなければならないし、マフラーには結構たくさんの毛糸が必要である。ひざかけは、かぎ針編みのモチーフつなぎなら余り毛糸でも編めそうだが、色合わせやデザインを考えるのは大変そうである。
毛糸の手袋
大分前のことだが、5本指の手袋を編んでみたくて、いくつか編んだ。千鳥格子の模様を編みたくなって作ったものは、今でも夫が使っている。編むと気が済んだので、今後は編むか分からない。最近は、スマホ用の手袋なども売られていて、そちらの方が便利で暖かそうである。
自分では、指を使いたいときは大概手袋を外してしまうので、ミトンの方が着脱しやすくてよいかもしれないと思うようになった。
ミトンなら、凝った編み込みのものを編んでみたい気もするので、検討中である。