スピリットオブフリーダム Spirit of Freedom 2002年 イギリス David Austin
アブラハムダービー Abraham Darby 1985 イギリス David Austin
スピリットオブフリーダム 秋までよく咲いた
スピリットオブフリーダム。根頭癌腫病だったとは思えない、今年の成長ぶりである。
春以降も勢いは衰えず、ほぼ切れ間なく秋までよく咲いた。
イングリッシュローズのシュラブ系の中でもつる性が強い方で、シュートが伸びるのも早く、すぐに3mくらいになった。
花数は今のところそれほど多くはないが、一輪一輪のボリュームがあるので、存在感があり、花数が少なくて寂しいということは全然ない。これで花数が増えると、さらに見応えがあるだろう。
花数の多い品種は一番花の後、しばらく動きが止まったりもするが、スピリットオブフリーダムは、次から次へと花芽をつけ、花がなくなるということはなかった。
花は暑い時期もきれいに咲き、香りもよくて、選んでよかったと思う。
雨にあたったり風に吹かれたりすると、外側の花弁が傷んでしまうので、天候不順だった梅雨以降は、花弁の傷みが気になることもあった。上の方で咲いた花もうまく撮れなかったりして、よい写真が少ないのは残念だ。
よく伸びるので、植えるのは、上にスペースがあり、誘引作業がしやすい場所の方がよいと思う。
来年も楽しみなバラである。
アブラハムダービーも元気
同じくイングリッシュローズのアブラハムダービー。
こちらもシュラブ系の中ではつる性が強い方だが、スピリットオブフリーダムよりも横張りで枝が太い。日差しのある方へよく伸び、横張りでもあって、結構場所をとる品種なので植える場所はよく考えた方がよいかもしれない。
上の方であちこちに向いて咲くので、写真を撮るのが難しくなってきた。秋までよく咲いた割には、写真が少ない。
アブラハムダービーも、放っておいてもよく咲くし、いつ咲いてもきれいな花である。香りもフルーツ系の強香である。
カタログ落ちになったのは、つくづく残念である。アブラハムダービー、ウィリアムモリス、エヴリン、シャリファアスマなどは、まだまだ買う人はいると思うのだが。
アブラハムダービーは、樹形が少し暴れてきているので、今後、どういう風に整えていこうか、考え中である。