ジャクリーヌ デュ プレ 2018年一番花開花中!

ジャクリーヌ デュ プレ Jacqueline du Pre 1988年 イギリス Harkness

ジャクリーヌ デュ プレ 一斉開花

4月19日に最初の花が開いた後、次々に咲き始めた。5月3日現在、満開といえる状態が1週間ほど続いている。早咲きの品種だが、昨年よりさらに10日ほど早いようだ。花持ちはあまりよくないので、終わった花柄はどんどん切っているが、それでも毎日20個以上の花が咲いている状態だ。2年目にしては、なかなかの咲きっぷりではなかろうか。

ジャクリーヌデュプレ 2018年春花

特徴は赤いしべ

半八重の白い花弁に赤いシベが特徴のバラだ。シベの見えるバラはあまり好きではなかったのだが、このバラは例外だ。見ているうちに忘れられなくなるような不思議なバラだと思う。独特の存在感がある。

我が家では、小さめのつるバラとして家の西壁に誘因している。2017年5月にバラの家実店舗で購入、地植えして2年目を迎えた。昨年は、シュートはある程度伸びたものの、葉も少なく花もぽつぽつ返り咲くくらいで、あまり元気がなかった。今年は、芽吹きもよく、葉も増え、花つきもまあまあでほっとしている。あとは、もう少しシュートが出るのを期待している。

香りもよい!

香りは、ムスク系の中香と紹介されている。1輪1輪はそれほど強い香りではないが、株の近くを通ると「何だかよいにおいがする」という感じ。そういう上品で清楚なところも、このバラのよさだと思っている。

天才チェリストの名から

ジャクリーヌデュプレの名は、イギリスの天才チェリストにちなんでいる。ジャクリーヌデュプレは、1961年、16歳のときに国際的名声を確立し演奏活動に入るも、1973年に多発性硬化症の診断を受け演奏家としては引退した。

気になる育てやすさは?

このバラを迎えるに当たって気になったのは、育てやすさである。「バラの家」の販売サイトでは、「Type3 薬剤散布と肥料が必要」なバラに分類されており、他のサイトでも耐病性は高くはないという記載が多く、耐病性が気になっていた。で、1年目はどうだったかというと。

昨年の東京は8月から10月まで雨の日が多かったので、8月下旬には多くのバラが黒星病で葉を落とし、ジャクリーヌデュプレも例外ではなかった。しかも雨がちなため薬剤散布のタイミングもつかめず、6月に2度散布した後は、7月から10月まで月に1度散布しただけであった。しかし、長雨と日照不足の中、ジャクリーヌデュプレは、黒星病で葉を落としたりしつつも、シュートが枝分かれして1m以上伸びるというしぶとい成長ぶりを見せ、他のバラよりも弱いという印象は特に受けなかった。

おすすめの白いバラ!

短く切りつめれば木立樹形でも育てられるようである。しかし、枝の伸び方がつるっぽいので、誘引できる幅が1mほどあれば、地植えして誘引しコンパクトなつるばらとして育てた方が、このバラのよさを生かせるのではなかろうか。

個人的にはおすすめのバラだと思う。

ジャクリーヌ・デュプレ 2019年春の様子はこちら

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