個人賠償責任保険 子供 どれにするか迷った話

イメージ画像 個人賠償責任保険
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子供が成長してくると力もつき、行動範囲も広がり、うっかり他の子に怪我をさせたり、よその物を壊したりしないかという心配もでてくる。

息子から、「今日、AくんがBくんとぶつかって怪我をして、保健室に行ったんだよ。」とか、「今日、放課後に校庭で蹴ったボールがこんなところまで飛んじゃったんだよ。」などと聞くことがある。これまでのところ重大なことは起きていないが、そういう話を聞く度に、ちょっとひやひやする。

我が家では、クレジットカードのエポスカード会員向け、エポラク傷害保険の自由設計コースで個人賠償責任保険に入っている。保障内容が選べて保険料を低額に抑えられるのがよいと思った点だが、どこの保険にするか選ぶまでが、思いのほか面倒だった。

個人賠償責任保険とは

個人賠償責任保険とは、居住する住宅の所有、使用または管理に起因する偶然な事故や、日常生活に起因する偶然な事故により、他人に対し法律上の賠償責任を負った場合に、保険金が支払われるタイプの保険契約である。

今のところ個人賠償責任保険だけに加入できる保険商品はなく、傷害保険や自動車保険など他の保険のオプションとして加入するタイプの保険である(2019年3月時点)。

また、個人賠償責任保険は、原則として、保険契約者本人だけでなく、配偶者や同居の親族、別居している未婚の子などの行為にも適用される。

まずは既に入っている保険を確認する

個人賠償責任保険を検討していたとき、既に入っている自動車保険や火災保険などで個人賠償責任保険を付けていないか確認してみた。特約でどういう補償を付けたか忘れていて、二重に入ったのではもったいないので、念のため。

学校やPTAや学童保育やスポーツ系の習い事などでも、保険に入ることがあるが、その補償内容や範囲も確認しておいた。それぞれの管理下の活動中の児童本人の怪我を補償する内容であることが多いようだが、補償内容が広い場合は、それとは別に個人賠償責任保険に入る必要がないかもしれない。

また、自転車を買うと店の人から「TSマーク付帯保険」という、傷害補償と賠償責任補償を内容とする保険に入るか尋ねられることがある。TSマーク付帯保険とは、TSマークが貼ってある自転車に乗っているときに事故を起こし、乗っていた人や他の人が怪我をしたら、一定の場合に保険金が支払われるというものである。TSマークは、自転車安全整備士が点検・整備した自転車に貼るシールで、保険の補償内容により青色と赤色があり、保険料も少し違う。有効期間はTSマークに記載されている日から1年間である。

子供の自転車を買ったときに、TSマークを貼った覚えがあったので確認してみると、有効期間切れだったので、やはり、自転車事故以外もカバーする個人賠償責任保険を検討することとした。

公益財団法人 日本交通管理技術協会 TSマーク付帯保険の説明はこちら

新たに入るとき

保険商品はたくさんあって迷うものだが、保険料、補償内容、契約などの手続きのしやすさが主なポイントだろう。

基本となる保険が重複するのは無駄でもあるし、契約の管理も面倒なので、既に入っている保険のオプションで個人賠償責任保険特約をつけるのが一番簡単だろうと思う。個人賠償責任保険の補償内容が1億円以上で、月額保険料がそこそこ低額なら、それであまり問題はなさそうだ。

入っている保険がない場合などは、クレジットカード付帯の保険や、Yahoo!ウォレット登録者向けの個人賠償責任保険など、他の選択肢を検討することになる。保険料や補償額がまとめられている比較紹介サイトなどもあるので、そういったサイトなどを見て研究することになるが、種類も多く条件もいろいろなので選ぶのは結構大変である。

コープ共済はどうだろう

我が家では、見直した結果、既に入っている保険の特約では個人賠償責任保険をつけていないことがわかったので、新たに検討することにして、加入しているコープ生活協同組合の共済の内容を見てみた。

コープ共済「たすけあい」にはいろいろなコースがあり、そのオプションで個人賠償責任保険をつけることができる。調べてみると、個人賠償責任保険部分の保険料は月額140円と高くはないが、基本となる共済部分の掛金もかかる。共済の掛金も保険料としては高くはないようだが、東京都では一定の年齢まで子供の保険診療部分の医療費は無料なので、子供の通院、入院保障などの保障はあまり厚くなくてよいと考え、他を検討することにした。

クレジットカード会員向け保険はどうだろう

次に、クレジットカード会員向けの保険を調べてみた。

保険料が安いと紹介されているクレジットカードでも、年会費がかかるクレジットカードだったり、リボ払い専用カードだったりすることも多い。リボ払い専用カードでも実質的に一回払いにする方法もあるようだが、そういう手間もかけたくない、クレジットカード会員向けのサービスを利用することも少ないので年会費も無料がよいと思うと、かなりのカードが候補外になってしまう。

逆に、30代限定とか、同じクレジットカードグループの他のカードを持っているとだめだとか、こちらが条件に合わないというものもある。また、個人賠償責任保険部分の保険料が安く見えても、基本の傷害保険部分の保険料はそれほど安くなくて、トータルの保険料は思ったよりかかるものもある。

たくさんあるように見えても、なかなか難しい。新しいカードを作ってもよいかとも思っていたが、結局は、手持ちのクレジットカードの付帯保険の中から検討するのが早いようだ。

手持ちのクレジットカードは年会費無料のものばかりなので、付帯保険などが充実しているものはあまりないが、調べてみると、エポスカードのエポラク傷害保険の自由設計コースは、保障が軽くてもよいので保険料を低額にしたいという場合は、使い勝手がよさそうだった。

エポラク傷害保険の自由設計コースでは、基本部分の保険を最低1つ選べば、保険金額やオプションは自由に選べる。なお、保険の適用があるのが契約者本人だけか、配偶者なども含むかにより、本人型、夫婦型、家族型の3タイプがあるが、「本人型」を選んでも、個人賠償責任保険は同居の親族、別居の未婚の子にも適用があるので問題ない。

結局、エポラク傷害保険の自由設計コースで個人賠償責任保険に入ることにし、今に至る。いろいろ調べて入った保険ではあるが、このまま何も起きないのが一番よいと思う。

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