ラ ドルチェ ヴィータ La Dolce Vita 2013年 フランス Delbard
色合いも雰囲気も期待どおり!
オレンジと黄色とクリームが絶妙に混じりあった色の小さめの中輪花。葉もつやがあり美しく、癒しと元気を同時に与えてくれるような花だ。
オレンジ・黄色系のバラは、レディ・オブ・シャーロット、マルクアントンシャルポンティエなど他にも植えているが、この愛らしい雰囲気は、他のバラにはあまり感じられない。
咲き始めはオレンジが濃く咲き進むにつれて褪せていくが、褪せた色も美しく、花持ちもよく、最後まで楽しめる。
一目ぼれして購入
2017年の第19回バラとガーデニングショーの売店に並んでいたのを見て、私も夫も一目ぼれ。苗を持ち帰るのは重いのでその場では買わず、後日バラの家オンラインショップで新苗を購入。
樹高は0.8m程度と紹介されており、鉢でコンパクトに育ててみようと考えている。鉢を玄関の近くに置いて、出入りの度に眺めて幸せな気分になっている。
四季咲き性も強いらしいので、二番花以降も楽しみである。
育てやすそうなバラ
うどんこ病、黒星病にはやや強い方だとされており、これまでのところ病害虫に悩まされたことはなく、元気に育っている。新苗で迎えて2年目なので、もちろんまだわからない部分もある。
ただ、一度に10株以上育てていて思うのだが、品種による病害虫の被害の差、特徴は、早いうちから割とはっきり現れているので、このバラは紹介されているとおり比較的強い品種なのだろう。
水切れには注意が必要だが、これは鉢植えのバラ全部に当てはまることで、このバラに限ったことではない。
樹形も素直な直立で樹高も0.8mと低めなので、狭いスペースでも問題なさそうである。これは、鉢植えの場合はもちろん、地植えでもスペースが狭い場合、ポイントが高いと思う。
甘い生活
ラドルチェヴィータは、イタリア語で「甘い生活」の意味。1960年公開、フェデリコ・フェリーニ監督、マルチェロ・マストロヤンニ主演の同名の映画がある。
このバラの苗を買おうと思ってインターネットで検索した際、検索語をラを省いた「ドルチェヴィータ」としたら、白い花弁の縁がピンク色の切り花品種のバラも検索結果に表示された。
バラの苗ではデルバール社のラドルチェヴィータの取り扱いが殆どのようなので間違えないとは思うが、似た名前のバラがあるのは、ちと紛らわしい。
もっとも、バラは交配の歴史が古いため登録されている品種だけでも数万といわれている。似た名前があっても不思議ではないのかもしれない。