バラを育てていると、早めに花がらを切ることがある。切った花はまだきれいなので、飾りたくなる。
家にある花器は、百円ショップや雑貨店で買った安いものや、いただきものや、ただのきれいめな瓶など、雑多である。
そんな中で、少し高かったけれど、デザインが気に入り買ってみたのが、
イッタラのフラワーベース アルヴァ・アアルトコレクションのクリアー 95mmサイズ
Alvar Aalt Collection
イッタラは、1881年設立のガラス工場をルーツとする、北欧フィンランドのデザイン企業。
フィンランドを代表する建築家・デザイナー、アルヴァ・アアルトが1936年に発表したガラス器のコレクションの一つが、このフラワーベース。
サイズは、高さ95mm、120mm、160mm、220mm、251mm の5種類がある。
色も、クリア、サーモンピンク、リネン、シーブルー、レイン、クランベリー、コッパー、モスグリーン、ダークグレー、ホワイト がある(2020年8月時点)。色とサイズとの組み合わせにより、在庫があったりなかったり、廃番になったり、新色が出たりするので、時期によって入手が容易だったり困難だったりする。
色とサイズ選び
サイズも色も多様なので、買うときには、結構迷った覚えがある。
色は、クリアーかホワイトかで迷ったが、クリアーにした。目的が「バラを活ける」だったので、どのバラの花の色とも合うような色となると、サーモンピンク、コッパー、クランベリーなどの主張のある色は選択肢から外れた。
家にあるシーブルーのふきガラスのコップに花を飾ることもあり、それはそれできれいだし、殆どのバラの色にも合うなので、寒色系とホワイトはありかなとも思ったが、自然さで考えると基本は透明だろうと考えて、夫の意見も聞いてクリアーに決めた。
何も活けずにフラワーベースだけ置いてもきれいな形なので、インテリアに合わせた、主張のある色を選ぶというのもよいと思う。
サイズも、結構悩んだ。16mmとか、220mmとか、大きめのサイズを勧めるネット記事もあった。しかし、大きい花瓶は、飾るにもしまうにも場所をとるし、活ける花もたっぷりないと貧相かもしれない。そこで、まずは小さめがよいかなと、95mmと120mmで迷った挙げ句、一番小さい95mmサイズにしてみた。
小さめのサイズを選んだ理由としては、いくつかある。
- バラの花がら切りをしたときに飾るのは、茎があまり長くないものも多いこと
- バラは花弁が多く、重みで花が下を向いてしまい不安定なことが多いこと
- 枝が長い場合でも、枝がまっすぐでなかったり、枝が柔らかかったりと、結局枝を切って飾ることが多いこと
- 切り花を買って飾ることは少ないこと
一番小さいサイズにしたのは、洗面台に置くことが多そうだったので、低い方が邪魔にならないだろうと考えたから。結果的には、置き場所や飾る花とのバランスや使いやすさからして、95mm で満足している。
置き場所に困らないとか、切り花や大きな花束を飾ることが多い場合は、高さのあるサイズもよいと思う。
活けやすい
曲線の多い個性的な形でどうかな、と思っていたが、実際にバラを活けてみると、この曲線に花や花枝がうまく引っかかって、思いのほかおさまりがよい。
花が大きくてバランスが悪くても、花枝が短かったり、曲がっていたり、柔らかかったりしても、何とかなるので、花がら切りで出た不揃いな花を活けるには重宝している。