フレンチレース 2018年一番花開花中!

フレンチレース French Lace 1980年 アメリカ William A. Warriner

4月30日に外出先から帰宅したところ、既に数輪が満開だった。このバラは咲き始めが特に美しいが、どうやらそれは見逃したようだ。昨年の開花時期を記録し忘れたが、他のバラ同様今年は開花が早い気がする。

今年の春の花は大輪!

色はアイボリー色、丸弁高芯咲きの中輪花(9㎝程度)とされているが、今年の花は径10㎝以上、ちょっとしたパンケーキくらいの大輪で驚いた。株はまだあまり大きくなく、樹高は現時点で1mに満たないと思うので、花の大きさが目を引く。咲き進むと花弁が波打ってくるのが特徴だが、個人的にはつぼみから咲き始め頃の整った形が好きだ。

ちょっとイメージと違ってきた(汗)

これは2016年6月に最初に迎えたバラの一つで、花の美しさに惹かれ、ザ・ローズショップ(インターネット販売)で購入した。四季咲きのフロリバンダである。その後しばらく鉢で育てており、花は小さめの中輪(7㎝程度)で花付きも少なかったが、清楚な美しさがお気に入りだった。

ところが、翌2017年6月に調布市の神代植物園を訪れたときのことだった。神代植物園には約400品種のバラが植えられており、フレンチレースもたくさんあったが、枝の太さと花の大きさに軽いショックを受けた。抱いていた可憐なイメージと若干違っていたからである。1か月ほど前にジャクリーヌデュプレの近くに地植えしたばかりだったため、「地植えにして年数が経つとこうなるのか?」と不安になったものである。

今も美しいのだが、イメージからずれてきたのと、ジャクリーヌや近くに植えているイングリッシュローズとは雰囲気が異なるので、少々困惑している。

どのバラもそうだが一番きれいなときの花の部分を大きく写した画像が多いので、樹形や全体のバランスまでわからないことがある。バラを選ぶときには可能な限り事前に実際の姿を見ることをおすすめする。

耐病性は?

中程度とされている。昨年8月から10月の長雨のときに、ほかの多くのバラと同様、黒星病で葉を落とした。秋に何度か薬剤散布したが完治しておらず、今年の春も既に発病している。幸い治療薬により今のところ症状は進んでいないが、黒星病には注意が必要である。

3年目に入ったがシュートはあまり出てこない。神代植物園のフレンチレースは、古い枝がすごく太くなっていた。シュートはやや出にくいようである。

美しく優雅な花

いろいろ書いたが、咲き始めの美しさは素晴らしいので、花形の美しい、直立、四季咲きのアイボリーのバラを求めている人には候補となるバラの一つだと思う。

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