ウィリアム・モリスはお気に入りのバラの一つである。しかも、作出したデビッド・オースチン社では販売をやめてしまい、入手しづらくなったため、余計思い入れが強くなった。
2018年5月に公開した記事では、写真をあまりアップしていなかったので、5月の一番花の様子を追加するとともに、二番花の様子なども紹介したい。
ウィリアム・モリス 2018年5月の花 写真追加
地植えして2年目の2018年は4月19日に咲き始め、5月下旬まで次々と咲いていた。花付きがよいが一斉には咲かなかったので、花期が長かった。また、アーチの反対側のウォラトン・オールドホールは開花が2週間ほど遅いのだが、ウィリアム・モリスの花持ちが良かったおかげもあって、アーチ全体に花が咲いている期間がそこそこ長かった。花が終わるのは同じ頃である。ステムが長く、アーチからはみ出す花が多いので、それが気になる人もいるかもしれない。
一番花後は少し動きが止まる
一番花が終わると、しばらく動きが止まった。あまりに多くの花を付けたので疲れたのだろうか。また、5月下旬頃の蒸し暑さのためか、向かいのウォラトンオールドホールの黒星病がひどいせいか、6月に入って黒星病が出てきてしまった(泣)。薬剤散布して様子を見る。
6月に入ってしばらくすると、花柄を切った枝から芽が出始めた。立派なサイドシュートも伸び始めた。
べーサルシュートが出ないかなと根元近くを見ていたら、ついにべーサルシュートも出てきた。嬉しい。6月末頃には、1メートル以上伸びた。
黒星病で少し葉を落としてしまったが、シュートも出て蕾も上がってきており、樹勢の強さを感じる。
6月下旬になるとシュートが長く伸びて、アーチの上部がわさわさして乱れてきた。二番花が終わったら、シュートを整理して、誘引もし直した方がよさそうだ。日差しが強く暑い日が多いので、作業が大変そうだが。
花数は一番花には遠く及ばないが、二番花も小振りながら美しい。
梅雨明け後、暑くて風が強い日が多く、花が傷んでしまった。風雨が強い日もあり、折れた枝もある。バラには酷な天候だ。
販売している苗木を発見
長野県中野市の一本木公園開催された「信州なかのバラまつり」(会期:2018年5月26日~6月10日)に訪れたところ、バラの苗木販売コーナーで、ウィリアム・モリスの苗木が販売されていた。エブリンの苗木もあった。
作出したブランドでは販売を終了していても、根強い人気のバラは細々と売られていることがあるので、あきらめずに探してみてもよいかもしれない。
2020年5月16日追記:一旦取り扱いをやめていた、バラ苗専門店のインターネットサイトで、ウィリアム・モリスの苗の販売が再開されていた。また買えると思うと嬉しい。
挿し木の花
ウィリアム・モリスは、冬剪定のときに切った枝を挿し木にしてみた。根付いて花も咲かせ、ゆっくりだが成長している。接ぎ木にすれば、もっと順調に成長するのかもしれない。こちらも大事に育てていきたい。