GROHE MINTA　ラウンドタイプ　シングルレバーキッチン混合栓　感想

GROHEの水栓の感想。

GROHE MINTA　ミンタ　シングルレバーキッチン混合栓　32445000　（販売期間2007年4月～2016年3月　※現行タイプ（2020年10月時点）の品番は3028500J）

GROHE MINTA　製品紹介ページはこちら（GROHE JAPAN 公式サイト）

決め手はデザイン

GROHE は、1936年創業のドイツの水回り製品のメーカー・ブランドである。

GROHE　JAPAN　公式サイトはこちら（外部サイト）

私自身は、キッチンの水栓は、国内メーカーのごく普通のタイプでよいかなと思っていた。国内メーカーは、性能の点でも、施工業者が取付けに慣れている点でも、メンテナンスの点でも安心感があるからだ。

ところが、意外にも夫がデザイン重視で、グースネックというガチョウの首のようなデザインのタイプがよいという。

たしかに、LDK一体でオープン型のキッチンなので、設備のデザインは重要かもしれない。そこで、GROHEも検討することにして、南青山にある GROHE のショールームにも行ってみた。

改めて見てみると、国内メーカーの製品では、コスト重視なのかデザイン的には徹底されていない感じのものも多く、その点では、GROHE は製品の外観に手を抜いていないという印象を受けた。

いろいろ見た結果、GROHEのミンタというシリーズのラウンドタイプに決定。

デザインが目立ちすぎたりしない？

デザイン重視で選んだものの、ショールームで見ても高さがあり存在感があったので、自宅キッチンでは大きく感じたり、目立ちすぎたりしないかと少し不安があった。

設置してみると、キッチンとダイニングとの間に特に目隠しなどもないので、水栓はまる見えであるが、それほど大きく感じるわけでもなく、それほど目立つわけでもなく、意外となじんでおり、まったく問題なかった。

グースネックタイプの水栓を見慣れた今でも、形がきれいで、生活感のあまり出ないデザインだと思う。

機能　シングルレバー混合栓　ヘッド引出なし　吐水切替なし

機能的には１つのレバーで量と水温を調節して、１つの吐水口から水、お湯が出る、シングルレバー混合栓のタイプで、ヘッド引出の有無、寒冷地仕様を選ぶことができる。

ヘッド引出のあるタイプには、吐水切替機能もついている。

ヘッド引出タイプというのは、吐水口の先を外してホースを伸ばすことができるもので、国内メーカーの水栓でもよく見るタイプだ。シンクの掃除をするときには、ホースを伸ばせるのは便利だし、吐水切替機能は、水の出方をスプレータイプ（シャワーのような出方）に変えることができ、野菜を洗ったり、ゆでた麺を水でしめたりするときなどに便利である。

しかし、ヘッド引出タイプは、使っているうちに水漏れなど不具合が出ることもあるらしいので、ヘッド引出のないタイプ（吐水切替もなし）にしておいた。

使っている間不具合はなく、ヘッドが引き出せないことも、吐水切替ができないことも、なければないで、特に不便は感じなかった。

水の出方についても、見た目のイメージから、水がはねやすいのではないかとも思っていたのだが、そんなこともなかった。後述するように、水量の調節がしやすいので、勢いよく出し過ぎて水がはねてしまうということもない。

吐水口の回転角度

吐水口の回転角度は、あらかじめストッパーを設定することにより、固定、左右75度ずつ回転、360度回転のいずれかを選ぶことができる。我が家では、一般的な、左右75度ずつ回転の設定にした。

問題は、水栓の設置位置がシンクの右端よりだったので、右に75度の位置まで回すとシンクの外に出てしまうことだった。設置前はあまり気にしておらず、設置後に水栓を回してみて「あれ、シンクから出てしまう・・」と思ったのだが、使っていて、大人も子供も、シンクの外で水を出してしまったということはないし、失敗しそうになったこともない。

台の上に鍋を置いて水をくむこともできるという、予想外のラクな面もあった。ただし、そういう使い方をしたときには、すぐに水栓の位置を元に戻しておかないと、次に使うときにうっかり・・となりかねないので注意が必要だ。