花がら切りに愛用 岡恒の摘果鋏

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今年はどのバラも花数が増えて、一番花の後は掃除と花がら切りに追われていた。

今年は花が多くて大変だった

植えて3~4年目になる今年は、どのバラも花数が増えた。

多くのイングリッシュローズは、花が終わるとばさっと散るので、なるべく散る前に花がらを切るようにしていたが、まだ持つかなと思っていると散ってしまったりもした。

5月末には遅咲きのバラも一番花はほぼ終わるので、週末など何度かまとめて花がら切りをした。そういうときは、蕾が少し残っていても切ることにした。

ルドゥテ 2019年5月16日

ルドゥテ 2019年5月16日

アブラハムダービーなどはわりと早くに咲き始めて、イングリッシュローズにしては花持ちもよく、次々に長い間咲いていた。そのまま咲き続いていきそうな感じであったが、一旦区切りをつけようと思い、5月末頃まだ咲いている枝も含めて花がらを切っていった。大きめの中輪花・房咲き・花弁も多いので、花がら切りをすると、ゴミの量がすごいことになった。

アブラハムダービー 2019年5月16日

アブラハムダービー 2019年5月16日

ウィリアム・モリスは、高いところに咲くので、脚立を使った。少し遠いと脚立を動かさなければならないので、作業に時間がかかる。アーチもよいが、世話がやける。

ウィリアム・モリス 2019年5月16日

ウィリアム・モリス 2019年5月16日

アルテミスの上の方は脚立にのっても届かず、無理をすると危ない。高所用の長いハサミで切った。高所用のハサミで房咲きの花の枯れたものだけ選んで切るというのは難しいので、房咲きの花をまとめて切ることができる位置でおおざっぱに切っていった。他の枝の陰になって見えにくく、手探りというところも多かった。

アルテミス 2019年5月20日

アルテミス 2019年5月20日

アイスバーグは、一番花はまあまあ一斉に咲き、終わったかなという感じになる。花弁は少ないが、なにしろ花が多いので大変だ。

アイスバーグ 2019年5月20日

アイスバーグ 2019年5月20日

マルクアントンシャルポンティエも、花数の多い品種で、房咲きでぎっしり咲く。房咲きの後の方の花が咲くのを待っているとなかなか終わらないので、残っている蕾もあったが、まとめて切ってしまった。

それにしても、切っても切っても花がら切りに追われ、昨年とは大違いである。

花がら切り用に 岡恒の摘果鋏

こうなると、使いやすいはさみでないと作業性がよくない。バラを植え始めた頃は、ありあわせの園芸はさみや、剪定用のはさみを使っていた。しかし、ありあわせのものは切れ味が悪く、剪定用のはさみはよく切れるが、刃の形状から安全にも気を遣うし、たくさんの花がらを切ると疲れてくる。帯に短したすきに長し、という感じで、花がら切りに手頃なはさみを探していた。

剪定鋏

剪定鋏

昨年、一本木公園のバラまつりに行ったときのことである。昨年は、5月から気温が上がり、訪れたときには花が終わり頃のバラもあった。会期中にも花がら切りの作業をしているバラの会の方を見かけたのだが、その使っているはさみがコンパクトで刃もするどすぎず使いやすそうだった。

そこで、赤と白の柄という特徴を覚えておいて、後日同じと思ったものがホームセンターにあったので買ってみたのが、「岡恒(オカツネ)の摘果鋏」。

株式会社岡恒鋏工場は、広島県尾道市の1925年創業の農業・園芸用の鋏メーカーである。農業、園芸関係者には有名らしい。鋏の種類も多様である。

摘果鋏は、果樹を摘むとき用の鋏で、切れ味もよくコンパクトで手の負担も軽く、花がら切りにも使い勝手がよい。1000円程度と値段が手頃なので、気軽に使える。気に入ったので、もう1本買った。分解して手入れする作りではなく、切れなくなったりかみ合わせが悪くなったりしたら、買い替えるものかなと思う。

岡恒 摘果鋏 No.307 全長:180㎜ 重さ:105g 刃長:35㎜

岡恒 摘果鋏 No.307

岡恒 摘果鋏 No.307

似たタイプの岡恒のはさみに、芽切り鋏 No.304 というのもあり、インターネットサイトなどで見たところでは、そちらの方がバラの花がら切りなどに使われているようだ。全長:190㎜、重さ:110g、刃長:45㎜ と摘果鋏よりも若干大きい。一本木公園で見たのも芽切り鋏だった可能性もあるが、刃長などのコンパクト感は摘果鋏に近いかな。

使い勝手は、好みや手の大きさなどにもよると思うが、個人的には、摘果鋏のコンパクトさに満足しているので、当分はこれを使っていくつもりである。

道具が使いやすいのは、ありがたいものだ。

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