フレンチレース French Lace 1980年 アメリカ William A. Warriner
地植えから鉢植えに
フレンチレースは、2016年6月に大苗で購入し、翌2017年に地植えしたのだが、昨年2019年に掘りあげて鉢植えにした。
何度も植え替えるのはよくないのかもしれないが、植えてみないと分からないこともある。ガーデニングでも有名な絵本作家のターシャ・チューダーも、植えてみて周りの植物と合わなかったり、育ちが悪かったりすると、植え替えたりしていたようである。
植え替えのときに根頭癌腫病の小さめの瘤を見つけたが、瘤ができている根は少なく、取り除くと他はあまり問題なさそうに見え、どのみち鉢に植え替えるところだったので、そのまま鉢で様子を見ることにした。
鉢に植え替えた理由は、2017年に神代植物公園のバラ園で、年数を経たフレンチレースの樹高がそれほど高くなく、幹が太く枝ぶりもごつごつしているのを見て、地植えでなくてもよいかなと感じたためだ。フレンチレースは少し華奢な方がよいかなと思う。
きれいに咲いた
植え替え後、特に元気がないということもなく、今年の春も芽がよく出て、鉢相応の大きさに育ってきた。葉も大きくてきれいで、まばらでもなく、癌腫だった影響はそれほど感じられない。
咲き始めは非常にきれいだ。
花の大きさも、地植えにしていたときより若干小ぶりで、その点では鉢に上げた狙いどおりである。
この後、どんどん花が開いていき、芯が見えてくるとあまりよくない。
蕾は5つで、全部咲いて全部開ききると花がらを切っておしまい。
見頃は丸一日くらいで、あっという間に終わってしまった。
一番花の後は
一番花が終わると、次の芽が出てくるが、動きはそれほど早くない。フロリバンダで四季咲きであるが、蒸し暑くなると黒星病で葉を落とすこともあって、我が家では二番花以降は花数が減る。
フレンチレースとゴールドバニーは、同じフロリバンダでも、アイスバーグとは、見た目や育ち方はかなり違う。
アイスバーグは、花がらを切った後、旺盛にニョキニョキ次の花芽が出てきて、あっという間に一回り大きくなり、二番花以降も花数は多い。フレンチレースもゴールドバニーもそんな風に急に大きくなることはなく、幹も枝もごつごつしているが、樹高はそれほどでもないので、ちょっと盆栽ぽいともいえる。
花はとてもきれいなので、もう少し花が増えるとよいと思っている。