子供用ヴァイオリン STENTOR SV-180 1/2 感想

STENTOR SV-180 1/2サイズ 弓、ケース、松ヤニつき
STENTOR SV-180 1/2サイズ 弓、ケース、松ヤニつき

子供用に、分数ヴァイオリン ステンター SV-180 1/4サイズ を購入した経緯と感想は別記事に書いた。サイズアップのときに、1/2サイズもステンターにしたので、その感想も書いておく。

STENTOR SV-180 楽器 弓 松ヤニ ケース の4点セット

STENTOR SV-180の表示価格は22,000円(税抜き)。実売価格は、同じセット内容で税込み2万円前後のようだ(2020年8月時点)。

肩当てや譜面台やピッチパイプ(基準音を鳴らせる調子笛)なども付いたセットもあるようだが、不要な物がついていたり割安感もたいしてなかったりするので、上記の4点セットで十分だろう。

STENTOR SV-180 1/4の感想はこちら

ネットオークションも見てみたけれど

習い始めるときに先生に相談したところ、分数楽器は使用期間も短いのであまり高いものでなくてよいということで、1/4サイズはステンターのヴァイオリンを購入。使用期間は1年4か月ほど。1/2サイズも同様に使用期間は短いので、高い楽器をという考えはなかった。

が、何となく分数ヴァイオリンをインターネットで見ていたところ、状態の良さそうなヤマハの中古がオークションに出品されているのを見た。安く買えるならこういうのもありなのかななどと思ったが、結局、内心で設定していたよりも少し高い価格で落札されていった。

インターネットオークションには、中古のヴァイオリンも多数出品されている。スズキの古いものがたくさん出品されているが、写真で見ても状態が悪そうなものも多い。

インターネットオークションでヴァイオリンを買うのは、状態を確認できないのでリスクがある。入札もそのあたりを考慮したかなり低めの価格とし、ちょっとした修理や調整を自分でできるとか頼みやすい楽器店があるとかでないと、あまり得はしなそうな気がする。

インターネット通販も現物を確認できない点ではリスクはあるが、楽器店が運営していて、出荷前の状態確認やアフターサービスを謳っているなど、対応がしっかりしていそうな販売サイトを選ぶのがよいだろう。

結局、1/2サイズもステンターの新品を買うことにした。

ステンターは、イギリスの量産弦楽器メーカー。日本ではあまり知られていないが、イギリスでは普及しているようなので、大きな問題はないと思う。

ステンター STENTOR の公式サイト(英語)(外部サイト)

ステンター 1/2サイズ

1/4サイズも1/2サイズも、ステンターの日本代理店であるキクタニミュージックのサイトで見た取り扱い店(インターネット販売サイト)で購入した。

届いたセットを見ると、1/2も、1/4同様、作りはきれいである。ペグを回すのも止めるのも問題なく、駒の形や位置も、あご当ての位置も見た目も構えた感じも特に問題はなさそうだ。弦のアジャスターも特に不具合はない。弓も、見たところ問題なさそうで、張ったり緩めたりのネジも不具合はない。

STENTOR SV-180 1/2サイズ 

STENTOR SV-180 1/2サイズ

弓に松ヤニをつけて、調弦して、音を出してみる。思ったよりも大きな音が出る。1/2サイズになると、1/4よりも音がよく鳴り、弾きやすく感じる。

分数楽器では一般的にスチール弦が使われることが多いので、届いたときに張られているスチール弦のまま使う人が多いようだが、今回もナイロン弦に張り替えてみることにした。

比較的手頃な価格の、VISIONの分数弦のセットを買って張り替えてみると、スチール弦のときよりも音が少し小さく弱く感じた。1/4サイズでは、張り替えた前後で音量の差はそれほどなく、音色は少しよくなったように感じたが、1/2サイズでは、ナイロン弦の方が音量が小さく、音色も最初は特によくなったようには感じなかった。

しかし、音程が正確にとれたときの響き方は、ナイロン弦の方が聞き分けやすく、また少し離れて聞いていた夫いわく、スチール弦の方がおもちゃっぽい音に聞こえたというので、ナイロン弦で様子をみることにした。

子どもは、サイズアップしただけでもテンションが上がって、喜んでいた。

その後 かなり響くようになった

数日経つと音がよく出るようになってきて、3か月ほどするとかなり大きく響くようになった。音程は聞き分けやすく、練習には特に支障はない。

音色は1/4と同様平板な感じだが届いたときよりもよくなったようである。1/4サイズを使っていたときよりも少し教則本が進んでいたが、習っている奏法を弾くにも特に問題もなく、使用期間と価格との兼ね合いでは十分だと思った。

さらに、セットについてきた松脂ではなく、自分用に買った、Leathewood Bespoke の松脂を付けてみると、びっくりするほど音が大きく響くようになり、音の立ち上がりもよくなった。音色も松脂を付ける前よりもずっとよくなったようだ。松脂おそるべし。

録音した音は

ちなみに、iPhone などで録音したヴァイオリンの音を聞くと甲高くて実際よりも悪い音に聞こえる。他の楽器でもそうだが、録音機器や録音環境によって、かなり音色が違って聞こえる。

Stentor などの安いヴァイオリンの音を視聴できるサイトなどもあり、正直、たいした音には聞こえないが、子供が教則本の曲を弾くくらいには、音色の良しあしは多分そこまで気にならないと思う。

そもそも、セットで2万円程度の楽器の音色が高価な楽器よりも劣るのは、当然といえば当然なので、分数楽器にいくらかけられるか、短期間の練習用と割り切るかどうかということになるだろう。

気軽に始められる価格

考えてみれば日本のメーカーの入門用ヴァイオリンも、量産品である。量産楽器の新品の価格の決まり方は、製造国、検品管理、販売コスト等にもよるので、数万円の差がそのまま性能の差とは限らないだろう。ステンターは日本ではあまり知られていないが、分数楽器を2台弾いてみた感じでは、安い割には低音から高音まで音は出やすい楽器だと感じる。

発表会で聴くくらいでは、誰がいくらくらいのヴァイオリンを使っているかはさっぱりわからないので、子供に習わせる場合、これくらいの価格帯の楽器だと気軽に始められるのではなかろうか。

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