オデュッセイア Odyssiea 2013年 日本 木村卓功
ヘレン Helen 2016年 日本 木村卓功
どちらも、ロサ・オリエンティスのバラ。
オデュッセイアは、バラ大図鑑などで見て気に入って、ヘレンは国際バラとガーデニングショーで見て気に入って購入。ロサ・オリエンティスのバラでは、エンデュミオンもいいと思っていたのだが、ヘレンを買ってしまったので見合わせている。カリプソも気になっているが、植える場所がないのでこれも我慢している。
オデュッセイア 2019年秋
これまでのところ、オデュッセイアは、一度に咲く花はすごく多いわけではないが、繰り返しよく咲く。
昨年は、暑さのせいか一番花の後、10月頃まであまり動きがなかったのだが、今年は秋まで切れ間なくよく咲いていた。花径も昨年より、若干大きくなったようだし、どの時期の花も美しい。
暑い時期には花が貧弱になるバラも多い中、かなり優秀である。
今年の秋は、雨も台風も多かった。そんな中で、気がつくとオデュッセイアが美しく咲いていた。
昨年まではあまり香りを感じなかったのだが、今年は、晩春から急に香りが強くなった。ダマスク系の強香で、甘いけれども甘すぎない素晴らしい香りにうっとりした。やはり、バラは香りがあった方が魅力が増す。
色合いも形ももともと好きで選んだのだが、開花数が少なくても目を惹く、存在感のあるバラである。
昨年は、期待していたよりは低調だった気がしていたが、今年は、多くはないが切れ間なく咲き、香りも楽しむことができ、植えてよかったと再認識した。
ヘレン 2019年秋
ヘレンは、一番花はたくさん咲くが、花が大きいせいか、次の花芽が大きくなるまで少し時間がかかる。これまでのところ、二番花以降は少なめであり、秋も花枝が長く伸びるせいか動きが遅く、蕾がついても大きくなって開くまでにかなり時間がかかってやきもきする。
今年も、秋に雨や台風が多かったせいもあってか、テッポウムシの被害もあってか、動きは昨年以上に遅く感じた。
せっかく大きくなった蕾がヨトウムシに食われたりもした。秋のヨトウムシ退治では、それほど多くなかったのに、退治しきるのはなかなか難しい。
他の虫にも食われたり、開き始めたところに雨が降ったりで、花弁が傷みがちなのが残念。
一段と寒さが増してきたが、大きくなった蕾はまだあるので、もう少し咲いてくれると嬉しい。
追記。12月に入っても、ヘレンの開花は進んだ。
寒い中、美しく開花。フルーツ香も素晴らしい。冬の庭が明るくなる。