クリスマスの絵本2 冬の絵本

OLE-LUK-OIE オーナメント HANS CHRISTIAN ANDERSEN
OLE-LUK-OIE オーナメント HANS CHRISTIAN ANDERSEN

クリスマスの絵本と冬の絵本。気に入っているものの紹介。古い本ばかりだが・・・

こうさぎのクリスマス

こうさぎのクリスマス 松野正子 作 荻太郎 絵 1976年 福音館書店

こうさぎのラビとルビの兄妹は、お父さんとお母さんがきつねに追いかけられていなくなってから、力を合わせて暮らしている。兄のラビは、クリスマスにサンタクロースなんてこないというけれど、ルビはなっとくできず・・・

やさしいタッチの絵が好きで、私が子供の頃気に入っていた絵本。こうさぎの兄妹が、お互いのためにこっそりクリスマスプレゼントを用意する様子に心があたたまる。

ふたりはいつも 「クリスマス・イブ」「そりすべり」

ふたりはいつも 原題 FROG AND TOAD ALL YEAR 1976 アーノルド・ローベル 作 1977年 文化出版局

おなじみ、仲良しのがまくんとかえるくんのお話。マイペースながまくんと、いつもおちついているかえるくん。「ふたりはいつも」の中から「クリスマス・イブ」、「そりすべり」の2編。

クリスマスのごちそうを準備して、かえるくんを待つがまくん。なかなか現れないかえるくんが心配で、いてもたってもいられなくなったがまくんは・・・(クリスマス・イブ)
かえるくんのことが心配になって、いろいろな悪い出来事が頭に浮かんでしまったがまくんの気持ちは、よくわかる。到着したかえるくんの、のんきな表情がよい。
かえるくんが、がまくんを、そりすべりに誘う。いやがるがまくんを説得して、かえるくんとがまくんはそりに二人乗り。滑り出すと意外と楽しんでいるがまくんだけれど・・・                            (そりすべり)

いやがっていたわりには、そりすべりを楽しむがまくん。でも、ぶつかったそりから飛び出して雪に埋まってしまうと、やっぱりいやになって帰りたくなってしまうがまくん。

がまくんとかえるくんのお話の、のんびりした雰囲気が好きだ。

アライグマのぬいぐるみ

アライグマのぬいぐるみ

はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー

はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー 原題 KATY AND THE BIG SNOW 1943年 文と絵 バージニア・リー・バートン 1978年 福音館書店

けいてぃーは、赤いりっぱなトラクター。夏の間はブルドーザーをつけて道路をなおし、雪が降ると除雪機をつけて雪をかたづける。大雪が降ると、けいてぃーの出番。

息子が大好きだった絵本。男の子がはまる絵本のようだ。

メインの絵のほかに、周りにいろいろ描いてある絵や、「じぇおぽりす」の町の絵、けいてぃーが雪をかいて通れるようにしていく絵が楽しくて、私自身も好きだった。

てぶくろ

てぶくろ ウクライナ民話 エウゲーニー・M・ラチョフ 絵 1965年 福音館書店

おじいさんが森を歩いていたときに、落としていったてぶくろ。森の動物が次々にやってきて、てぶくろに住むことにしてだんだん窮屈に・・・

シンプルなお話だが、てぶくろなのに、くままでが中に入ってしまうという荒唐無稽さが好きだ。また、ねずみやかえるやうさぎと、きつねやおおかみやくまが一緒にいる様子が、なかよくというわけでも、争うというわけでもなく、窮屈になってくると迷惑そうになってくるという、淡々とした語りが子供にもうけるようだ。

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