ウォラトンオールドホール 2018年一番花開花!

ウォラトンオールドホール Wollerton Old Hall 2011年 イギリス David Austin

2018年の一番花開花

最初の開花は5月1日。昨年は5月29日だったので1か月ほど早い。今年の東京は3月から暖かい日が続いたので、どのバラも開花が早まっている。きれいな卵色で咲き始め、昨年より黄色みが強い気がするが、開いていくと黄色みが薄れクリーム色になっていく。花型は丸みのあるカップ咲き、花弁は多い方ではなく、咲き始めが特に美しい。

昨年2017年1月にコマツガーデン・オンラインショップで大苗を購入、4月に地植えした。根付くが早いかベーサルシュート、ベーサルシュートの途中からのシュートがにょきにょきと出てきて、秋頃にはもうアーチ上部まで達していた。初期成長が早いバラのようだ。販売サイトでは樹高が1.5mと表示されていることが多いので、アーチの上までいくか不安だったのだが、まったくの杞憂だった。

アーチの片側を担当

植栽場所は、家の西側に設置したアーチの片側に地植えである。ちなみにアーチのもう一方は、やはりイングリッシュローズのウィリアム・モリス。アーチのある場所には、春から秋の時期、午前の半ば頃から陽が当たり始め午後の間は日照がある。午前中の日照時間は、季節により変動がある。ウィリアム・モリスの側の方が日当たりがよいが、十分な日照は確保できていると思う。

開花はウィリアム・モリスより1週間ほど遅いが、どちらも花付きがよく、一斉に咲くというよりは次々に開花していくので開花時期のずれは殆ど気にならない。また、いずれもよく返り咲くので、1年を通じて楽しめる。

香りのよいバラとされているが、昨年も今年も香りはそれほど強くは感じない。花持ちはあまりよくなく、気温にもよるが暖かい時期だと2、3日くらいか。晩秋の方が花持ちはよい。まだいけるかなと様子を見ているとバッサリ花弁が落ちて終わる。

しかし、アーチ上部で花がミイラのようになっているのも見た目が悪いので、バッサリ散るのもありかなと思っている。花弁が落ちても花柄切りは忘れずにするようにしている。

他のバラと合わせやすい

あたたかみを帯びたクリーム色の花はどのバラとも合わせやすく、シュートもよく伸びるので、アーチにも使いやすいと思う。枝は太目で棘は少なめ、まっすぐ伸びるが、枝が充実すればゆるめのカーブをつけた誘引は可能だ。立派なシュートでも枝の表面が緑色の間は折れやすいので注意が必要である。向きを変えようと動かして、うっかり折ってしまったことが何度かある。

丈夫で成長が早い

耐病性は強めとされているが、黒星病には注意が必要だ。昨年8月から10月の長雨のときに、黒星病で一番葉を落としたのはウォラトンオールドホールだった。しかし、殆ど葉を落とした後もシュートを出し秋花をつけ、成長を続けたので、基本的には強健種かと思う。黒星病の治療薬剤を何度か散布し、冬剪定後に石灰硫黄合剤を塗布したので、今年は今のところ発病していない。今年は、梅雨や秋雨など、雨の時期の前にきちんと予防薬剤を散布しようと考えている。

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