ウィリアム・モリス William Morris 1998年 イギリス David Austin
ヤングリシダス Young Rycidas 2008年 イギリス David Austin
どちらも気に入っているバラ。
ウィリアム・モリス 2019年秋
ウィリアム・モリスも、テッポウムシの被害にあって心配していたのだが、秋の花は予想以上に多かった。春から秋まで、いつも美しい花を咲かせる。時期による色合いの違いもさほどではなく、それよりも個体差の方があるのが、見ていてあきないところだ。
しかし、せっかくたくさん咲くのに、今年の秋は雨も台風も多く、気温の変化も激しかったためか、美しい状態があまり長く続かないのが残念だ。
上の方に咲くので、写真も撮りづらい(汗)。
ウィリアム・モリスは、繰り返しよく咲き、花も多い。カタログなどの写真で見る以上に美しいと、いつも思う。
中~強香種と紹介されているわりには、これまで香りは感じなかったのだが、今年は一番花の終わり頃から、少し香りが感じられるような気がした。
隣のオデュッセイアも香りが強くなってきたので、オデュッセイアの香りかもと思ったが、オデュッセイアのダマスク系の甘い香り(甘いだけではないが)とは少し違うようだ。フルーツ系にちょっと葉っぱのような感じ。ウィリアム・モリスの香りはティー系とあるので、これがティー系の香りなのかな。周辺にいると感じて、花に顔を近づけてもよく分からなくなるので、ジャクリーヌ・デュプレのように、漂う香りなのかもしれない。
ヤングリシダス 2019年秋
ヤングリシダスも繰り返しよく咲く。あまり咲きそうにないような貧弱な枝でも、予想外に大きな花を咲かせることも多い。
しかし、今年は、テッポウムシの被害もあって、少し元気をなくしていた時期もあったので、秋はそれほど期待していなかった。
そんな中、意外と多くの蕾をつけ、無事に咲いた花もそこそこあった。
写真は、花が開ききっており、色合いも実際よりもピンク色が強くでてしまったが、実際はここまでショッキングピンクではない。
中心の色合いが濃く見えている間は、かなりよい感じ。こちらの方が本来の色合いに近い。
ヤングリシダスも、二番花から秋まで、一番花と遜色のない大きさと色合いの花を咲かせる。香りも素晴らしく、最初の年から強い香りだった。この独特の色合いと香りが楽しみで、植えてよかったといつも思う。
梅雨以降、黒星病で葉が減ってしまうことが多い。今年は、天候や体調や忙しさのせいもあって薬剤散布の回数が減ってしまったが、例年よりひどいということはなかった。
サイドシュートが夏以降ひょろひょろ伸びて、少し不格好になるので、夏の剪定は強めにすることが多い。
寒さが厳しくなってきたが、せっかく大きくなった蕾はみな開いてほしいものだ。