ビルトイン型浄水器の感想。
クリンスイ・GROHE ビルトイン型浄水器 F914
※ 現行製品はF914ZC(2020年10月時点) 公式サイトの製品紹介ページはこちら
※ 新しく、水と湯の切り替えがわかりやすいECOタイプもある(2020年10月時点)
決め手はデザイン
別記事の、GROHE ミンタ ラウンドタイプの水栓の感想でも書いたのだが、このビルトイン型浄水器を選んだ決め手もデザインである。
夫が、グースネックタイプのキッチン水栓を気に入ったというのが大きい。
GROHE MINTA ラウンドタイプ シングルレバーキッチン混合栓 の感想はこちら
GROHE社のデザインによる、クリンスイの浄水器は、デザイン的にも機能的にも希望にぴったりの製品であった。
クリンスイは三菱ケミカル株式会社の浄水器のブランドで、F914ZCは、カートリッジをシンクの下に設置する、アンダーシンクタイプの浄水器・複合水栓である。すっきりしたデザインと長持ちするカートリッジが特徴である。
F914の見た目は、GROHE ミンタ ラウンドタイプとほぼ同様であるが、普通の水が出る右側にあるレバーの他に、浄水が出るレバーが左側についているのと、吐水口のグースネックが太いのが、違う点である。
グースネックが太いのは、GROHE ミンタ ラウンドタイプと見比べると分かるが、F914だけで見ていても気にならない、というか気づかないだろう。
デザイン的には非常にすっきりしており、言われないと浄水器を兼ねているとは分からないと思う。
機能や使い勝手
機能的には、普通の水を出すときは、右側のレバーを操作して水量の調節と水温の調節を行う、シングルレバー混合栓である。浄水専用のレバーは左側にあり、区別しやすい。
右側のレバーの操作は、GROHE ミンタ ラウンドタイプと同じである。水を出すときは、レバーを外側に動かし、止めるときは内側に動かす。水量の調節もレバーを左右に動かすことで行う。水温は、レバーを上に回すと湯になる。
国内メーカーの一般的な水栓のレバーの操作とは異なるが、使っているうちにすぐに慣れる。レバーがなめらかに動くので、水量の調整もしやすい。
ヘッド引出機能(ハンドシャワー)もあり、吐水切替も可能である。ヘッド引出機能は、吐水口の先を外して伸ばすことができ、シンクの掃除などに便利である。吐水切り替えは、水を出しているときに、吐水切換ボタンを押すと、スプレー(シャワーの様な出方)になり、野菜を洗ったり、ゆでた麺をしめたりするのに便利である。
ヘッド引出・吐水切替の機能はあればあったで便利である。ヘッド引き出しタイプは吐水ノズルの内部のホースが動くので使ううちに不具合が出ることがあるともいわれるが、5年ほど使っている間、特に不具合はない。
デザインにも機能にも満足
GROHE ミンタ ラウンドタイプの水栓の感想にも書いたが、デザインにも機能にも満足している。グースネックだと大きすぎるとか、目立ちすぎるということはなく、見慣れてもきれいな形だと思う。
さらに、こちらは浄水器を兼ねている点でも、便利である。
国内メーカーの安心感もある。
ビルトイン型浄水器としては、デザインも使い勝手もよく、おすすめだと思う。