シャトードゥシュベルニー 2018秋の様子

シャトードゥシュベルニー 2018年10月19日
シャトードゥシュベルニー 2018年10月19日

シャトードゥシュベルニー Chateau de Cheverny 2016 フランス Delbard

秋までの経過

2017年5月に新苗で迎えて、2年目の秋である。

シャトードゥシュベルニーは、10号スリット鉢で育てている。バラにはスリット鉢がよいと聞くが、実際、素焼きの鉢に植えてあるゴールドバニーとラプティットポワールよりも状態がよい。スリット鉢は見栄えがあまりよくないのが難点だが、鉢カバーをすればそれも解消する。

初夏の頃に水切れで少し弱ったことがあったが、その後持ち直し、元気に夏を越した。一番花も6月頃の二番花も花数はそれほど多くなかったが、花も葉もきれいで、病気にも強く順調だった。

2018年春の様子はこちら

2018年夏の様子はこちら

二番花の後もポツンポツンと咲いていたが、8月下旬に花柄切りと摘蕾をして、株を整えつつ秋花を期待していた。

9月の状況

9月の秋雨でどのバラも調子を落としたものの、シャトードゥシュベルニーは、秋雨ではそれほどダメージは受けなかった。

シャトードゥシュベルニー 2018年9月25日

シャトードゥシュベルニー 2018年9月25日

しかし、8月末頃から出てきた新芽が、クロケシツブチョッキリやヨトウムシにやられてしまった(泣)。

下の画像はヨトウムシに食われて、葉が殆どなくなった新芽。

シャトードゥシュベルニー 2018年9月25日

シャトードゥシュベルニー 2018年9月25日

ほかのバラも被害が多かったので、この夜にヨトウムシ退治をした。懐中電灯を持って見てみると、いるわいるわ、大変だったが(汗)、その後は被害が激減したので退治して本当によかった。秋はヨトウムシに要注意である。

新芽がだめになって気をもんでいたところに、9月末の台風24号である。風にあおられないよう普段よりも鉢は壁に寄せておいたのだが、風向きのせいなのか風の通り道だったのか、翌朝に見たら鉢カバーごと倒れていて、しかも倒れた後も風で押されたらしく、置いてあった場所から大分離れたところにあって、びっくりした。

念のため、株には水をかけて洗い、10月にはラリー乳剤とピキャットクリアを散布した。枝や葉やついていた蕾は台風直後は大丈夫そうだったのだが、10月末頃、ついに黒星病の症状が出てきてしまった。

シャトードゥシュベルニー 2018年10月28日

シャトードゥシュベルニー 2018年10月28日

これまで大丈夫だった他のバラも黒星病が出て葉を落としたものが多く、風にあおられたり倒れたりして葉がいたんだところに、台風の雨がよくなかったのだろうか。バラ以外のタイムなども枯れてしまったものがあるので、塩害もあったのかもしれない。

ついていた蕾はきれいに咲いたが、4~5日で散ってしまった。秋バラは春よりも長持ちすることが多いが、シャトードゥシュベルニーの今年の秋バラは、春と同程度の花持ちである。

今は、成長が止まっており変化が少なく、そのせいかどうか、黒星病の進行もゆっくりである。冬剪定の前まで、ある程度葉がもってくれればと思っている。

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