ウォラトンオールドホール 2019年春の花

ウォラトンオールドホール 2019年5月13日
ウォラトンオールドホール 2019年5月13日

ウォラトンオールドホール Wollerton Old Hall 2011年 イギリス David Austin

優しいクリーム色の花

ウォラトンオールドホールの今年2019年の開花は、ゴールデンウィーク明け、ウィリアム・モリスより1週間くらい遅い頃だった。

ウォラトンオールドホール 2019年5月13日

ウォラトンオールドホール 2019年5月13日

春先の成長は旺盛で、濃い緑色の葉にクリーム色の花が美しい。咲き始めは暖かいクリーム色が濃く、咲き進むと薄くなり白っぽく見える。

ウォラトンオールドホール 2019年5月20日

ウォラトンオールドホール 2019年5月20日

ころっとしたカップ咲きの花は、ジュードジオブスキュアにも少し似ている。枯れてしまったラプティットポワールも少し似ていた。この色合いと形のバラが結構好きなようだ。

ウォラトンオールドホール 2019年5月20日

ウォラトンオールドホール 2019年5月20日

今のところ香りはそれほど感じない。

アーチに咲く花

ウォラトンオールドホールは、アーチの片側に、ウィリアム・モリスに合わせて選んだバラである。

ウィリアム・モリス ウォラトンオールドホール 2019年5月15日

ウィリアム・モリス ウォラトンオールドホール 2019年5月15日

アーチのバラを選ぶのはかなり悩んだ。片側はウィリアム・モリスに決めており、反対側も同じ品種にするの無難だが、どうせなら違う品種も楽しみたいと欲張ったら、選ぶのが大変だった。

ウォラトンオールドホール 2019年5月17日

ウォラトンオールドホール 2019年5月17日

バラをあれこれ植えてみて思ったが、いわゆるつるバラなどは、かなり大きくなるので、家庭用の高さ2mくらいのアーチにはとてもおさまらなそうだ。庭に植えてあるバラでも、ロココやローゼンドルフシュパリースホープなどは、根付いて元気が出るとどんどん伸びていき、誘引する場所に悩むので、もう結構バシバシ切ってしまっている。

また、シュラブに分類されるバラの中の、つる性のタイプでも、太くて固い枝のものもあり、そういうのは細かな誘引には向かなそうだ。ウォラトンオールドホールは、アーチにも向くと紹介されていたとおり、アーチに誘引できる枝の太さ・固さである。

ウォラトンオールドホール 2019年5月20日

ウォラトンオールドホール 2019年5月20日

一番花の後、どちらも新しい芽がぐいぐい伸びて、アーチの上部の見た目がかなり悪くなる。どうしたものかと思うが、そのままにしている。

ウォラトンオールドホール ウィリアム・モリス 2019年6月30日

ウォラトンオールドホール ウィリアム・モリス 2019年6月30日

黒星病に悩む

ウォラトンオールドホールは、成長も早く、花もきれいで繰り返し咲いてよいのだが、毎年黒星病で葉を落としてしまう。

今年は、5月中は例年より調子がよさそうだったので、このままいけるかなと思ったのだが、梅雨に入り雨がちになると黒星病が出てきて、6月中は何とか持ちこたえていたのが、7月中旬頃になって葉を殆ど落としてしまった。7月になると蒸し暑い日が増えたのが、こたえたのだろう。

ウォラトンオールドホール 2019年6月12日

ウォラトンオールドホール 2019年6月12日

まあ、日本の梅雨から夏の高温、秋雨から台風という気候は、バラには厳しいのかなとは思う。

薬剤散布は月2回くらいの頻度だが、雨が続いたりすると黒星病が広がってしまう。今年は、一番花の後しばらくの間まではどのバラも元気そうだったのだが、今年の梅雨は雨が多くて、ウドンコ病や黒星病が出てきてしまった。そんな中でも、品種によって、状態にはかなり差があるので、耐病性が強い品種を選んだ方が管理はラクだと思う。

ウォラトンオールドホールは、品種の紹介では黒星病耐性は中程度で、新しい芽が割とすぐに出てくるあたりはイングリッシュローズのしぶとさを感じるが、アーチの反対側のウィリアム・モリスは黒星病が出ても広がるのも遅いし、葉もあまり落とさずにいるので、見た目の差が大きい。

今年の8月も暑さが予想されるので、バラにはもうしばらく辛い時期が続きそうだ。

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