2019年も行きました、一本木公園春のバラまつり。
信州なかのバラまつり
会期:2019年5月25日(土)~6月9日(日) 会場:長野県中野市
2年続けて見てきました
昨年行ったばかりなので少し迷ったが、昨年あまりよく見なかった場所もあるし、販売されている苗も見てみたかったので今年も行くことにしたのだ。
ところが子供が道中、車に酔ってしまい、会場への到着が予想外に遅れてしまった。ずっと車にいるよりは少し外を歩いた方がよいだろうと入場したものの、子供は、気分がのらなかったのか会場を早く出たがり、あまり落ち着いて回れなかった。
会場の様子としては、昨年よりも少しばかり人が少なかったような。入場したのがお昼過ぎだったせいだろうか。それとも、ライブカメラ画像で開花状況を見て来場を見合わせている人もいたのだろうか。
今年も会期の中頃、昨年とあまり変わらない時期に訪れたのだが、会場の中も外も、今年の方が開花が遅れているバラが多かった。
会場の一本木公園だけでなく、道沿いにもたくさんのバラが植えられている。
昨年は見頃だったパーゴラのバラ。今年は殆ど咲いていない。
昨年は咲きそろっていた、踏切近くのアンジェラとランブリングレクターのタワー。開花状況はもう少しというところ。
まずは遊具とバラ苗販売コーナー
息子のテンションが少しでも上がるように遊具のある広場へ行き、その間にお目当ての一つ、バラ苗コーナーを見てみた。デビッド・オースチン社の販売終了したバラ、エブリンがあれば買ってみたいと思っていたのだ。
しかし、残念ながらエブリンはなかった。縁がなかったということか。まあ、冷静に考えれば、植える場所がもうあまりないのでこれでよかったのかもしれない。
癌腫でお別れしたジュード・ジ・オブスキュアがあり、いずれ再購入のつもりだったので、買っておいた。また、ずっと気になっていたストロベリーヒルも買ってみた。どこに植えようか、考え中である・・・。
それにしても、ここ数年、デビッド・オースチン社の1980年代から2000年頃の間に販売開始されたバラの品種がどんどんカタログ落ちしており、残念だ。販売中止となったバラは、シャリファアスマ、エブリン、ウィリアムモリス、アンブリッジローズ、アブラハムダービーなど、香りも美しさも優れ、しかも育てやすいバラも多く、何年たっても売れ続けそうに思うのだが、販売戦略に合わないのだろうか。
子供は遊具から早々に離れてしまったので、スタンプラリーがあるよと教えたら、俄然はりきってスタンプを集めるためにどんどん先へ行くので追いつくのが大変だった。会場内のあちこちに置いてあるスタンプを全部集めると、バラのポストカードがもらえた。
今年目を惹いたバラ
昨年よりも開花が遅いようでまだ殆ど咲いていないバラもかなりあったが、終わり頃のバラもあり、バラの開花時期にもかなり幅があるようだ。
そんな中で、一番記憶に残ったのはこの濃い赤紫のバラ。トラディスカント。デビッド・オースチン、1993年。
見事に咲いており、こんな素敵なバラなのによく知らないバラだった。かなり黒っぽい赤。
最初見たときは、ムンステッドウッドかと思った。どことなく違ったけれども。
同じくらい印象に残ったこれは、ヴィオレット。ランブラー、ハイブリッドマルティフローラ、1921年フランス。遠目で見て、「わー、あのバラきれいだ!」とひきよせられていったバラの一つ。これも写真では緋色ぽいが、もっと赤みのない紫に見えた。ヴィオレット 一本木公園 2019年6月
桜霞。これも昨年はあまり気にとめていなかったのだが、今年は目を惹かれた。桜霞(フロリバンダ 京成バラ 1993年)のつるタイプ。名前のとおり、桜色の霞のようできれいだった。アイスバーグやゴールドバニーもだが、桜霞も、咲きっぷりはつるタイプの方が好きかも。
スブニール・ドゥ・ドクトル・ジャメイン。ハイブリッドパーペチュアル、1865年、フランス。これも色がうまく出ないが黒赤系の花が見頃で、素晴らしかった。夫が結構気に入ったようだ。
オールドローズも植えてみたいのだが、あれこれ迷って全然決まらない。どうせ場所がないので、考えて楽しんでいるだけでもよいのかもしれないが。
バラ以外の植物
昨年は、全部見ようと慌ただしくて、バラ以外の植物をささっと見てしまった。その分、今年はよく見てきた。
ローズガーデンではおなじみの、ラムズイヤー。葉がフワフワモコモコで、生き物っぽい。植えてみようか考え中。
これも、植えてみたくなった。名前がよく分からないのだが、トウダイグサの仲間だろうか。
ヤグルマギクも気に入っているのだが、今年は植えずに終わった。一年草なので、時期を逃すと来年まで待つことになる。カノコソウの赤もきれい。
定番のバラなど
この黄色のバラは、多分、グラハムトーマス。誘引してある株もあるが、このようなブッシュも悪くない。
グラハムトーマス。庭には植えていないが、夫も私も結構好き。
ロココ。我が家の、ひょろひょろ伸びてまばらなロココとは違って、元気そう。株元を見ると枝がたくさん出ているから、一本ではないのかな。
ラレーヌビクトリア。ブルボン 1872年 フランス。植えてみたいオールドローズの候補の一つ。
遠目で見て、あのきれいなバラはなんだろうと思うので、自分の好きなタイプなのだろう。
マダムピエールオジェ。ブルボン 1878年 フランス。花弁の透きとおるような感じがきれい。これもいいなあと思ったら、ラレーヌビクトリアの枝変わりだった。
名前のメモがないので自信がないが、デビッド・オースチンのジ・アレキサンドラ・ローズ(1992年)かな。一重のバラもなかなかよい。
ゼフィリーヌドルーアン。ブルボン 1868年 フランス。アガサ・クリスティーの「杉の柩」に登場するバラ。
あまりゆっくりできなかったけれど、来てよかった。