2018年9月30日の夜から翌未明にかけて、台風24号が関東を通過した。東京でもこれまで経験したことがないほどの強風で、音が気になり眠れなかった。風が弱まるまでは眠れそうにないので、あきらめて起きて、台風情報のニュースを見ながら部屋の片付けをしていた。
窓の外を見たときに、オリーブの鉢が倒れているのが分かったが、今直しても仕方がないと思い、朝までそのままにしておいた。オリーブの鉢の周りにも重しをしてあったのだが、足りなかったようだ。
翌朝、庭を見てみると
翌日は、晴れて暑い日になった。心配しつつ外に出てみたところ、最初に目に入ったムンステッドウッドは、何だか葉も蕾も減ってしまい、ボロボロに見えた。
オリーブのほかにシャトードゥシュベルニーの鉢も倒れていたので、どちらも起こした。見回してみると、アーチが傾いていてちょっと驚いた。今年の春にアーチの脚下をモルタルで加工しておいたのでこれまでの台風では大丈夫だったのだが、あの強風では耐えられなかったか。画面左側からの風で、画面右側に向かって傾いている。比較のため緑色の線を入れておいた。また、黄色丸で囲った部分、左側の脚下の土が揺さぶられて崩れている。
レディオブシャーロットのポールはこれまでになくひどく傾いていた。折れた枝もあり、蕾や新芽はかなり飛んでいってしまっていた。
アイスバーグもヘレンも、葉も蕾も花も飛んでいってしまったようだった。
台風の前のアイスバーグ。
台風の後のアイスバーグ。たくさんあった蕾が激減。若い葉もかなり減っていた。
台風の前のヘレン。株全体の写真がないが、新しい葉が増え始めたところだった。
台風の後のヘレン。殆ど枝だけ。
あおいは、根元がゆるくなって倒れていた。しかし、株が小さめでまとまっているためか、ましな状態の方だ。花持ちがよいだけあって、しっかりついているのか、花もかなり残っていた。
家の反対側に回ってみると、オリーブの大きな枝が落ちていたので驚いた。慌てて植え込みのオリーブを見直してみると、折れた跡が。アルテミスの枝も落ちていた。ルージュピエールドロンサールの太い枝が折れ、細い枝も何本か折れていた。
オリーブの幹の方。裂けるように折れてしまった。
台風の前のルージュピエールドロンサール。中央付近の、フェンスの上に伸びていた枝は、直径1.5㎝ほどありそうだった。
台風の後のルージュピエールドロンサール。中央付近の太い枝が、フェンスの上端あたりで折れてしまった。細い枝も何本か折れていた。
庭にも家の周囲にも、落ちたバラの葉や、近隣から飛んできたキンモクセイの花殻や庭木の葉が積もっていたので、掃除した。ヘレンをはじめ半分以上の品種で、出てきた新芽や花芽の多くがなくなってしまったので、秋バラどころではなさそうである。これまでにない強風であったし、地植えだと対策にも限界があるとはいえ、ちょっとがっくりした。まあ、これくらいで済んでよかったのだが。
台風24号の被害にあった方々には心よりお見舞い申し上げます。
もう少し穏やかに秋になるとよいのに。