ペンギンのメトロノーム Wittner

Wittner メトロノーム ペンギン
Wittner メトロノーム ペンギン

先日立ち寄った楽器店で、ネコとフクロウとペンギンのメトロノームが並んでいるのが目に入った。

こういうメトロノームなら子供も練習する気になるかな、と思ったものの、調べてみると定価が13,000円(税抜き)とちょっと高い(汗)。

それでも気になるので、お店の人に声をかけて見せてもらっていると、インターネット販売の最安値相当額まで値引きするというので、思い切って買うことにした。

ネコとフクロウとペンギン、どれもかわいいのだが、迷いつつもペンギンに決定。

「開運!何でも鑑定団」という一般家庭などにある「お宝」を鑑定するテレビ番組での、購入時のエピソードで、絵画や陶磁器の人形などと「目が合った」という話を聞くことがあるが、まさにそんな感じで、ペンギンのメトロノームを持ち帰ることになったのだった。

Wittner のメトロノーム

購入したのは、Wittner (ウィットナー)社のアニマルシリーズのメトロノーム、ペンギン。

ウィットナー社は、1895年創業のドイツの機械式(振り子式)メトロノームや譜面台のメーカーである。

ウィットナー メトロノーム アニマルシリーズ

ペンギンのメトロノームは、高さ20㎝程度で、普通のメトロノームと大体同じような大きさ。

素材は樹脂のようで、表面はくちばしなど以外は羽毛ぽくスジがつけてある。

Wittner メトロノーム ペンギン

Wittner メトロノーム ペンギン

目盛りはこんな感じ。Larghetto の文字が途中で消えているが、まあ、数字が分かれば問題ない。拍子ベルはない。

Wittner メトロノーム ペンギン 

Wittner メトロノーム ペンギン

鳴らしてみると、メトロノームに重みがあり、片手でも操作しやすく、音も、落ち着いた温かみのある音である。

使ってみると

衝動買いに近かったので不安だったのだが、小学生の子供もまあまあ気に入ったらしく、「これなら練習する気になる」と言う(続くとよいが)。夫も、ペンギンが(燕尾服を着た)指揮者みたいでいいんじゃないかと、家族にはなかなか評判がよかった。

Wittner メトロノーム ペンギン 

Wittner メトロノーム ペンギン たしかに、後ろ姿も燕尾服っぽい

子供の練習のときに使ってみると、温かみのある音なので、耳障りな感じがなく、弾きやすいようだ。見た目もペンギンのせいか、機械に無理矢理合わせているような気にはあまりならない。

これまでだと、メトロノームと合わなくなると、明らかに表情がイライラしてきたが、今日はそうでもない。また、メトロノームの音も、これまでよりもよく聴いているように見える。

またやろうね、と穏やかに終えることができた。

今、あえて機械式?

ちなみに、それまで使っていたメトロノームは、私が子供の頃に使っていた日工精機のスタンダードタイプである。特に不満はなかったものの、音は普通の固い音で、数十年前の製品ということもあって拍子がぶれるときもあり、「素敵なメトロノームがあったら買おう」とずっと思っていたのだった。

しかし、木調の高級機種をみても、価格も高いので、なかなかふみきれないでいるうちに、電子式のメトロノームも増え、スマホが普及してからはアプリでも済むようになってきた。

何年か前に、電子式のものを買ってみたこともあるが、振り子がなく音だけが頼りなのに、音が好みでなくて、あまり使わなくなった。

アプリでは、振り子の画像も出るし、音も悪くはないが、なぜかあまりなじめず。

機械式よりも音がはっきりしているし、音量が調節できたりもするので、音の大きい楽器などには、電子式やアプリのメトロノームの方が向いているかもしれない。

息子は、アプリのメトロノームで遊ぶのは好きだが、合わせて練習となると、あまりやりたがらない。家にあった機械式メトロノームでも、あまりやりたがらない。

そんなときに出会ったのがペンギンのメトロノームで、音が穏やかで、見た目もペンギンだからか、子供も私も練習のストレスを感じにくいようだ。

私自身、メトロノームを使った練習はあまり好きではなかったのだが、ペンギンと合わせるのは何となく楽しい。これまでさぼっていた、メトロノームをかけた練習もするようになった。外観や音が気に入ったメトロノームを使うというのも、意外と大事なのかもしれない。

電子式のメトロノームもアプリもある今でも、機械式のメトロノームの販売も続いているということは、機械式を好む人も少なくないということだろう。

また、アニマルシリーズだからといって、子供向けととらえることもない。木調の高級感のある外観のメトロノームも素敵だが、やはり機械という感じはする。外観が機械っぽくない方が、不思議と、一緒に弾くという感覚になれる気がする。

買おうかどうか迷ったら、どこか楽器店などの実店舗で実物を見てみるのもよいと思う。

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