ローゼンドルフシュパリースホープ Rosendorf Sparrieshoop 1988年 ドイツ KORDES
上品なバラ
開花は5月中旬以降。我が家のバラの中では、咲き初めも、見頃も遅めである。北側の目立たない場所に植えてあり、世話が行き届かないことも多いが、丈夫でよく咲く。
北側なので、秋から冬はあまり陽があたらないが、春先から夏過ぎ頃までは意外と日照があり、よく育つ。耐陰性を考慮して選んだのだが、それほど気にしなくてよかったかもしれない。条件面を重視したので、少し好みとずれるところもあり、他の品種に目移りすることもあり悩み中である。
しかし、波打つ花弁の美しい花が房咲きになっている様子を見ると、これはこれで悪くないなと思う。あまり手をかけなくてもすむところも気楽である。
何本も植えていると、全部を同じように世話するのは大変である。花の終わりに花弁がばっさり落ちるバラは、花弁の掃除や花がら切りに追われるが、ローゼンドルフシュパリースホープは花持ちがよく枝についたまま朽ちることが多いので、まとめて花がらを切ればよくその点でもあまり手がかからない。
それにしても、ローゼンドルフシュパリースホープは生育旺盛である。最初の年は全然育たなかったが、2年目からぐんぐん育ち、冬剪定ではかなり切ったが、今年もよく伸びた。枝はしなやかで誘引しやすい。
ルージュピエールドロンサールの隣だが、どちらもよく伸びるので場所が足りない。
今年は花が多かった。
虫退治
一番花の後も、よく花芽が出るが、気温があがり虫が増えてくると、虫に食われることも多くなる。
ヨトウムシのような虫や、チュウレンジハバチもよく見る。
今年の春は、テスオブザダーバヴィルにバラシロカイガラムシが増えているのを発見し、こすり落とすのに苦労したが、7月にはローゼンドルフシュパリースホープにバラシロカイガラムシの幼虫がいた。広がる前に見つけて、枝ごと切って廃棄しすることができた。見回っていてよかった。
少し不気味だが、参考までに画像を載せておく。幼虫を見たのは初めてだ。
ばっさり切っても、またすぐに伸びるので、それほど惜しくない。
虫の画像で終わるのも何なので、花の画像。