最近知人に出産祝いを贈った。贈るときは服にすることが多く、いただいたものは何でもありがたかったが、今回は、「赤ちゃんだった子供本人が喜んだもの」をいくつか紹介する。
nic 社 Walter ベルハーモニー
何かとお世話になっていた方から、出産祝いとしていただいたもの。
ドイツのおもちゃメーカーの、ベル型の木製モビール。価格は4000円前後。
輪っかを持って揺らすと、木のベルがぶつかりあって鳴る。色もきれいで、目を惹く。
最初はカーテンレールのはしに掛けておいたのだが、おろして子供に見せると興味を持って見ているようなので、手が届くようにテーブルのふちから下げてみた。そうすると、ずりバイができるくらいの頃になると、子供は気に入ってしょっちゅう輪っかを持ってベルを鳴らしていた。テンションが上がると、激しく鳴らして興奮して大喜びだったものだ。
激しく鳴らすとさすがにちょっと騒がしいが、木の音なので、聴いている大人にとってもイヤな音ではなかった。静かに慣らすとやさしい音で、和む。
きれいなので、今も部屋に飾ってある。
NANCHEN ほおずり人形
これも、木製モビールをいただいたのと同じ方から、同じときにいただいたもの。
やはりドイツの布おもちゃのメーカー、NANCHEN 社のほおずり人形。価格は4000円前後。
シンプルでかわいいが、見た目はわりと地味で、自分でもつくれそうだぐらいに思っていた。それが、子供に与えてみると予想以上に気に入ったようで、いつもさわったりひっぱったり、抱えたまま眠ったりしていた。くたっとした手触りがよいのか、形や大きさがちょうどよいのか、よく考えられた製品なのだろう。
特にカエルの目と手(前足?)は、くわえるのにちょうどよいようで、よく口に入れてしゃぶっていた。口に入れることは想定されているようで、オーガニックコットンで染料も安全性に配慮されている製品である。しゃぶると当然よだれで汚れるが、手洗いできるので問題ない。洗うときは、洗剤を丁寧に流すことと、頭の部分が完全に乾くように注意していた。
結構長い間、気に入っていつもそばにあった。安心毛布のようなものだろうか。
いただいたのはカエルだが、そのせいかどうか、今もカエルが好きなようだ。
ほかに、ウサギ、ゾウ、クマ、シロクマ、アヒル、ネズミがある。日本では、販売サイトによって、買える種類が異なるようである。
音が出る絵本
童謡やドレミファソラシドの音が出て、歌詞や楽譜が書かれたページもついている、冊子型の玩具。実店舗では絵本のコーナーにおいてあることが多い。価格は、1000円くらいから2500円くらい。
「新装版 おてほんのうたがながれるどうようえほん」(おととあそぼうシリーズ)、「ポカポカフレンズのおんがくえほん もっきん(ミキハウスの絵本)」は、0~1歳頃のクリスマスにいただいたものである。
類似のものはいろいろあるが、自分で買うなら、歌声や絵の好みで選ぶとよいだろう。
レビューを見ると「歌い方が気になる」などとあったりするが、私自身は、これに限らず歌手が歌う童謡を聞くのは好きではないので、自分なら全然買わなかったと思う。
しかし、子供が赤ん坊の頃は喜んで聞いていたし、少し大きくなると、歌ったり、もっきんを叩いて遊んだりしていた。子供は、気に入ると本当に何回も何回も繰り返して聞きたがることがあるが、それに応じて歌って聞かせるのは大変なので、子供が好きな歌を、好きなときに、自分でボタンを押して聞けるのは意外とよかったと思う。CDやスマホのアプリよりも手軽で、子供に自由に使わせることができた点もよかった。
歌詞もついており、親が歌詞を忘れていてもそれを見ればわかるし、字が読めるようになれば子供も自分で歌詞をみて歌える。
また、もっきんでもピアノタイプでもよいと思うが、ドレミファソラシドを鳴らして、音階や楽譜に興味を持ったり、多少分かるようになったのもよかったかもしれない。