ヤングリシダス Young Rycidas 2008年 イギリス David Austin
美しい色合い
ヤングリシダスは、マゼンタで花の中心部と外側の色合いが少し違うのが独特で、結構好みである。
今年は、若干開花が遅かったような気もするが、写真を見るとゴールデンウィーク中には開花し始めていた。見頃は、ゴールデンウィーク明け頃。
下の画像は、ショッキングピンクぽいが、実際はもっと落ち着いた色合いだ。
咲き始めが特に好き
花持ちはイングリッシュローズとしてはまあまあの方だが、今年は咲き始めから開ききるまでが若干早かったようだ。開き初めの頃が非常にきれいなので、その点ではちょっと惜しかった。
下の画像は、ヤングリシダスのはずなのだが、ヘレンのようでもある。何しろ、咲き始めと開ききった後は別人なので、写真では「あれ?」と思うこともある。
かなり開いたところ。
開ききるとこんな風。こんな風になるバラはあまり好きではなかったのだが、ヤングリシダスは許せる(テスオブザダーバヴィルも開ききるとポンポン咲きになるが、これも許せる)。
まめに見回ったおかげで、クロケシツブチョッキリ(バラゾウムシ)の被害はある程度抑えることができて、まあまあ咲いたと思うが、花数はもう少しほしいかも。
今年は一斉に咲いた数が少なく、だらだらと咲いていった。
不安定な春から梅雨へ
2020年は、暖冬の後、4月は意外と寒く、5月から急に暑い日が増え、さわやかな晴天の日が少なかった気がする。
開花期には、雨で花が汚くなることもあるので、はらはらする。
毎年、春は意外と風が強い日が多いが、今年は特に台風のような強風の日があり、外側の花弁がボロボロになった蕾もある。
褪色した色合いも悪くない。左下のピンク色はヘレン。
一番花が終わると梅雨に入り蒸し暑い日が続く。
黒星病が広がり、うどんこ病になる新芽もあり、今の時期にきれいに維持するのは難しい・・・
チュウレンジハバチの産卵の時期でもあり、ゴマダラカミキリも飛んでくるし、小さいヨトウムシもちらほら見かけ、気が抜けない日々である。