バラを育てるようになって、バラの害虫やその天敵も、興味の対象となった。特に、アブラムシの天敵を見つけるとけっこう嬉しい。
アブラムシは毎年たくさん発生してやっかいだが、テントウムシやヒラタアブの幼虫が食べてくれると、かなり減って助かる。
2020年は3月の初め頃からアブラムシが発生し、テントウムシの登場を待ち望んでいたところ、4月8日に卵を発見。
テントウムシの卵発見
ヒラタアブの卵は、つぼみなどまさにアブラムシがいるところに産みつけてあり、時期になるとよく見るが、テントウムシの卵は葉裏に産みつけてあるので気がつかないことが多い。だから、つるバラなど、誘因してあるバラの視線より高い位置の葉の方が見つけやすい。ブッシュ仕立てのバラだと、かがんで下から見上げるなどして害虫を探しているときなどでなければ、なかなか見つけづらい。
今回見つけたのも、アブラハムダービーの少し上の方の葉だった。
すぐそばにテントウムシがいたので、もしかして、産卵直後かも。
その少し後に、今度はロココの葉にも見つけた。
孵化が待ちどおしく、毎日一度は見に行っていた。
途中、大雨で強風の日もあったが無事だった。葉が飛んでいったりしない限り、大丈夫なようだ。
黒っぽくなった
毎日見ていても、ずっと変化がなかったが、21日の朝見ると、アブラハムダービーの葉の裏の卵が黒っぽくなっていた!
これはもうすぐ孵化するかも、と、その後もお昼頃まで何度か見に行ってみたが、かなり小さいので肉眼ではどうなっているのかよく分からない。
とりあえず写真に撮って、後でよく見ると、正午頃撮った写真では何匹かが孵化しているところを撮れていたようだ。正直、肉眼では朝とあまり違うようには見えなかった(汗)。
ロココの方は?と見てみたが、こちらはまだ黄色っぽくてあまり昨日までと変わりはない。少し茶色っぽい部分は、最初からだった。
その日は午後は見に行けず。
翌朝
翌22日の朝、アブラハムダービーの方の卵を見てみると、既に黒っぽい幼虫が。
ロココは?と見てみると、なんとこちらも既に孵化していた。昨日見たときは、もう少しかかるかと思っていたのに、既に孵化して幼虫になっているとは。意外と進行が早いようだ。
今回は、産卵から孵化まで約2週間かかった。2日程度と書かれている記事もあり、孵化までの期間は気温にもよるようだ。東京の気温は4月8日と9日は最高気温が20.2℃だったが、その後21日までの間、20℃を超えた日は2日しかなかったので、孵化まで時間がかかったのだろうか。
今度は、孵化からしばらくのあたりまでをもっとしっかりと見て、記録しておきたいと思った。