クサカゲロウの幼虫

クサカゲロウの卵 2018年5月
クサカゲロウの卵 2018年5月

バラにも、他の草花にも、アブラムシには困りものである。今年2019年も、3月末頃から出始め、6月下旬になって増えてきた。

アブラムシを食べる虫というと、テントウムシの成虫、幼虫がすぐに頭に浮かぶ。ほかに、ヒラタアブの幼虫、クサカゲロウの幼虫などもアブラムシを食べるというのは、バラを育てるようになってから知ったことである。

今年はヒラタアブの卵をつぶさないよう注意していたので、昨年より少しヒラタアブの幼虫が多かったかもしれない。ヒラタアブの幼虫は、4月頃から5月上旬頃までたくさんいて、アブラムシをどんどん食べてくれて、大助かりだった。

ヒラタアブの幼虫の記事はこちら

テントウムシは成虫も幼虫も5月中旬まではあまり見かけなかったが、5月20日頃から急にテントウムシの3齢~終齢幼虫、サナギ、卵などをよく見かけるようになった。

テントウムシの卵 2019年5月20日

テントウムシの卵 2019年5月20日

テントウムシの終齢幼虫 脱皮直後 2019年5月26日

テントウムシの終齢幼虫 脱皮直後 2019年5月26日

テントウムシのサナギ 2019年6月8日

テントウムシのサナギ 2019年6月8日

いつのまにか、庭のどこかで育っていたようだ。テントウムシの幼虫が増えると、気になっていたバレリーナのアブラムシがあっという間に減っていった。

クサカゲロウの幼虫

クサカゲロウの幼虫も、アブラムシを食べてくれる。

クサカゲロウはクサカゲロウ科の昆虫の総称で、成虫は黄緑色の体に半透明のハネの、わりときれいな羽虫である。卵が産み付けられているわりには、成虫はあまり見かけず(気にとめていないだけかもしれない)、写真に撮れていない。

と思っていたら、7月初旬に撮影できたので載せておく。

クサカゲロウの仲間 成虫 2019年7月8日 

クサカゲロウの仲間 成虫 2019年7月8日

今年2019年も、卵はあちこちに産み付けられているが、成虫や幼虫の姿は見かけない。と思っていたら、6月末頃から7月になると、時々見かけるようになった。ある程度成長しないと、見つけにくいようだ。

クサカゲロウの卵 2019年5月20日

クサカゲロウの卵 2019年5月20日

2018年にも5月頃、クサカゲロウの卵を時々見たが、幼虫はなかなか見かけなかった。

クサカゲロウの卵 2018年5月28日

クサカゲロウの卵 2018年5月28日

2018年6月にやっと幼虫を見つけたので、そのときの写真を載せておく。

上の画像の卵から生まれたのではないと思うが、ジャクリーヌデュプレの花に幼虫がいたのだ。幼虫は歩き回っていてじっとしていないので、撮影しづらい。

クサカゲロウの幼虫 2018年6月17日

上の写真では、背負っているゴミばかり見えて幼虫の姿はよくわからない。幼虫の大きさは5~6㎜くらいで、実際に見つけても、こんな風に背負っているゴミしか見えない。ゴミが動いているので、下にクサカゲロウの幼虫がいるとわかる。

下の写真では、拡大して撮れたので幼虫の姿もわかる。

クサカゲロウの幼虫 2018年6月17日

クサカゲロウの幼虫 2018年6月17日

下の画像では、クサカゲロウの幼虫は頭部しか見えないが、背中に載せているのが、テントウムシの幼虫のヌケガラや、自分が脱皮したヌケガラであるのがよく分かる。黒っぽいとげとげがたくさんあるのが、テントウムシの幼虫のヌケガラ。葉柄のようなものも見える。

クサカゲロウの幼虫 2018年6月17日

クサカゲロウの幼虫 2018年6月17日

昨年の写真の方がよく撮れているが、今年見つけた幼虫の写真も載せておく。

これは背中のゴミばかりで、本体がよく見えない。

クサカゲロウの幼虫 2019年7月8日

クサカゲロウの幼虫 2019年7月8日

これはちょっとだけ頭部のハサミのような部分が見える。

クサカゲロウの幼虫 2019年7月8日

クサカゲロウの幼虫 2019年7月8日

これはアブラムシ捕獲中かも。

クサカゲロウの幼虫 2019年7月8日

クサカゲロウの幼虫 2019年7月8日

ついでにカマキリ

昨年も今年も、1~2㎝ほどの小さいカマキリも時々見かける。庭のどこかにカマキリの卵があったはずだが、気づかなかった。こんなに小さいのに威嚇のポーズをとるのがかわいい。

カマキリ 2018年6月17日

カマキリ 2018年6月17日

こどものカマキリもアブラムシなどの小さな虫を食べるらしいので、大事にしている。

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