ヨトウムシにバラのつぼみを食べられた 

ウィリアム・モリス 2020年4月28日
ウィリアム・モリス 2020年4月28日

4月から5月は、バラの開花が待ち遠しいのと、害虫退治のため、毎日のように見回っている。

ガの幼虫発見(画像注意)

すると、ある朝レディオブシャーロットの枝にでっかい幼虫を発見。レディオブシャーロットは、新枝の先が、蕾も葉もなくなっているものがちらほらあり、気になっていたのだが、ひょっとしてこいつのせいか。

慌てて捕ったのだが、あまり見ない色と大きさだったので、子供に見せてみた。

ナンカイカラスヨトウ? 

ナンカイカラスヨトウ?

私には気持ち悪いが、子供は喜んで観察。測ったわけではないが、全長5㎝ほどだろうか。しばらく見たいからそのままにしておいてと言われてしまった。

幼虫は、並べて置いてある小さな鉢の方へ行き、鉢に上ると隣の鉢から鉢へと渡っていったが、結局鉢から下りて地植えのボレロの方へ。上るのかなと思っていると、ボレロの細かいトゲを嫌って断念。そういえば、レディオブシャーロットは、トゲがまばらである。

子供はこの辺りで飽きて行ってしまったが、まだそのままにしておいてというので殺さずにおいた。

幼虫はそこから植え込みを移動し、ハナニラの辺りでもがいているところまでは見たのだが、その後、ちょっと目を離した間に見失ってしまった。辺りを少し探してみたが、一旦見失うと見つけるのが難しい。

いずれにせよガの幼虫だろうし、バラの枝にいたということはバラを食べる可能性が高いので、やっぱりやっつけておけばよかったと思ったが後の祭り。

翌々日

翌々日、見失った幼虫がウィリアム・モリスの蕾を食べているのを、夫が発見。これはもう生かしておけぬと、成敗した。

ヨトウムシに食われた蕾

ナンカイカラスヨトウの被害 ウィリアムモリスの蕾

あの大きさだけに、食べっぷりもたいしたものだ。この調子で食べられたら大変なので、発見できてよかった。

何の幼虫だろうねと話していたところ、太さや色や形から、スズメガかもという意見も。

あまり追求するつもりもなかったのだが、バラが食べられたことや、夫曰く、退治したときの感触が結構固かった(うへー)などを考えると、普段見ている灰茶色っぽいのとは少し色合いや形が違うが、やはりこれもヨトウムシではなかったかと、気になった。

気になるとついつい調べてしまい、イヤな画像をたくさん見るはめになるが仕方がない。

調べた結果としては、どうやら、ナンカイカラスヨトウ だったようだ。

ナンカイカラスヨトウ と オオシマカラスヨトウ は成虫も幼虫も似ていて、区別が難しいとあるが、両方の画像と比べてみたところでは、胸脚が黒くなくて、気門が白くて、黒い模様もなかったようなので、ナンカイカラスヨトウの方だと思う。

幼虫が食べる植物はアキグミとあるが、蚕と違って、決まった植物しか食べないということでもないのだろう。その後、レディオブシャーロットの枝とレディエマハミルトンに、小さいナンカイカラスヨトウの幼虫がいた。ひょっとして、今年の3月から4月に時々見かけた緑色の幼虫は、ナンカイカラスヨトウだったのだろうか。

昨年までは見かけなかったが、ヨトウムシにも、いろいろな見かけのものがいるものだ。

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