私が子供の頃はいちごの旬は5月頃だった気がするが、いつの頃からか年中売っているようになった。店頭に多く並ぶのは1月頃から5月頃かと思うが、価格が下がってくるのは4月頃からだろうか。
家族皆いちごが好きなので、少し安くなるとよく買ってくるが、あまり甘くない場合はそのままでは食べにくく、見切り品だと早く傷みが出てくる。
そんなときは、いちごの簡単ソースにするのが、おいしいし用途も多くておすすめである。
いちごの簡単ソース
作り方と言っても、単に、ヘタと傷んだ部分をとり、1~2㎝角くらいを目安に切って容器に入れ、砂糖をかけてざっと混ぜるだけである。5分ほどおくと、いちごから出た水分で砂糖が溶けてとろっとし、いちごソースとして使える。
見た目も、傷んだ部分を取り除いたいちごそのままだと残念な感じだが、角切りにしてしまうと気にならなくなる。
火を通さない分香りが飛ばず、フレッシュな風味である。そのかわり、火を通していないので、時間が経つと発酵してアルコール臭が出てきておいしくなくなる。使い切れる分だけ作るとよいだろう。
いちごは、そのときにある分量で、いちごに対する砂糖の量も適当である。用途にもよるが、ちょっと甘めに感じるくらいの方が、ソースのとろみも出るし満足感もあって好みである。ヨーグルト、アイスクリーム、パンケーキ、スコーン、ロールケーキなどにかけるととてもおいしい。
普通のヨーグルトも、
いちごソースで見違えるようになる。
ロールケーキのいちごソースのせ。簡単でおいしい。いちごの季節には時々登場する。
冷凍ベリーと合わせても
いちごを切って砂糖をかけて混ぜるときに、冷凍ベリーを合わせることもある。ベリーの風味が混ざり合って、香りと味が複雑になり、見た目も華やかになる。
冷凍ベリーが新しければそのまま混ぜてもおいしいが、買い置きの冷凍ベリーは臭いや解凍時のドリップが気になることがある。そういうときは、全部合わせてさっと火にかけると嫌な臭いは飛んで気にならなくなる。砂糖が溶けて、軽く煮立った程度で火を止めると、果実の形や風味が残る。少し煮詰めると、ジャムに近くなる。
これもいちごソースと同じような使い方だが、こちらの方はチーズとの相性がよく、キリチーズやカテージチーズなどと合うように思う。