2021年春は、昨年よりも少しバラの芽吹きや成長が早いように思う。
5年目くらいの株が多く、力がついてきたのか、葉も増えて元気そうなバラが多い。
実は昨年の夏頃から秋にかけて、根頭癌腫病の瘤を見つけたバラが何株かあり、瘤は取り除いたものの、元気がなくなるかなと思っていたのだが、今のところ瘤があったバラも元気そうだ。ちなみに、瘤があったのは、スピリットオブフリーダム、ヤングリシダス、リッチフィールドエンジェル、アルテミスである。
他方、セプタードアイルは、瘤はないように見えるが、全然元気がない。
今年2021年は開花が早め
例年は、ジャクリーヌ・デュプレの開花が一番早いのだが、今年は、オデュッセイアが一番のりだったようだ。2021年4月15日には開花を確認。
ゴールデンウィーク前にこんなに咲くのは、バラを植えてから初めてのことだ。
オデュッセイア
オデュッセイアは、はじめの頃の成長は遅めで花数も少なかったが、昨年頃からは花も葉も増えて、よい感じになってきた。
今年の春は、西側のフェンス沿いの午後の日差しが当たりやすいところの蕾が、早くから大きく膨らみ、4月15日には開花。
アブラハムダービー
オデュッセイアと同じかやや遅れて、パーゴラの上部で咲き始めた。頭上なので、よく見えないし、写真もうまくとれない(汗)。
日当たりがよいので、持ちが悪かったが、次々と大輪の花が咲く。花数も多く、樹全体では花期が長いので、これからが楽しみだ。
ラドルチェヴィータ
鉢植えのラドルチェヴィータも開花。
こぶりで可憐なバラで、気に入っているのだが、今年は蕾が少ないのが残念。
ジャクリーヌ・デュプレ
ジャクリーヌ・デュプレも、2021年4月16日には開花。よく見ると、奥の方にしおれた花があったので、もう少し早くから咲いていたのに気づかなかったのかも知れない。
花弁が少ないので、次々と咲き、4月21日頃には、結構見頃になってきた。他のバラが見頃になる頃には終わってしまいそうだ。
ウィリアム・モリス
4月中旬に暖かい日が続き、ウィリアム・モリスも開花。4月25日には結構咲いている感じになってきた。
ウィリアム・モリスも、花数が多く、樹全体の見頃が長いので、今シーズンも楽しみである。
ヘレン
ヘレンは、庭のバラの中でも特に元気そうで、新しい枝もぐんぐん伸びて大株になってきた。
病害虫にも強く、頼もしい美女である。
テス オブ ザ ダーバヴィルズ
英国の作家トマス・ハーディの小説の主人公の名のバラ。咲き始めが特に美しく、気に入っている。
花数も少しずつだが年々増えてきて、楽しみである。
ルージュピエールドロンサール
花弁の多いルージュピエールドロンサールは、例年はやや遅めの開花なのだが、今年はかなり早めである。樹勢が強く、年々たくましさを増している。
よく伸びて、手が届かないところに蕾があるので、クロケシツブチョッキリ(バラゾウムシ)に結構やられてしまったのだが、それでもたくさん蕾があるので、よかった。