栗の里 小布施 2018訪問記

あちこちに栗が 小布施

10月の連休に、長野県小布施町に行ってきた。小布施の新栗の時期の様子をテレビで見て以来、秋に一度行ってみたいと思っていた。

小布施町 小布施文化観光協会公式サイトはこちら

おぶせ中心エリアMAPはこちら

小布施まで

東京方面から車で行き、上信越自動車道の小布施PAスマートIC(ETC専用)から高速道路を降りた。ちなみに、小布施PAスマートICはハイウェイオアシス「オアシスおぶせ」側にあり、東京方面からの場合、小布施PA入口を入ってすぐ、PAの駐車場手前の分岐を左折して高架下をくぐらなければならない。

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ハイウェイオアシスにも栗菓子などの商品があるので、上信越自動車道を利用する際に立ち寄るのもよいだろう。今回は、小布施町が目的なので「オアシスおぶせ」には寄らずに、スマートICで高速道路から出てそのまま町の方へ。

時刻は10時頃、めざしていた森の駐車場と町営松村駐車場は既に満車。

案内矢印に従い、臨時駐車場となっている小布施中学校のグラウンドへ向かった。臨時駐車場の料金は町営松村駐車場と同じ1日500円。現金で係員に先払いし、引換に領収書と小布施MAP(A3版両面)やパンフレットを受け取り、ラインの引かれている場所に駐車する。小布施中学校のグラウンドは、まだ半分以上空いており余裕があった。

北斎館周辺の駐車場には最初から向かわなかったが、後でその辺りにいたときに車の流れを見ていると、駐車場の空き待ちで並んで動けない時間もあり、また、街中は道が限られていて駐車場待ち渋滞にはまると抜けづらくてやっかいそうだった。渋滞や混雑を避けるには北斎館周辺は目指さない方がよいかもしれない。町営松村駐車場や町営臨時駐車場からも中心部まで歩いてせいぜい10分程度である。

小布施の町歩き

さて、中学校のグラウンドから歩いて中心部の方へ向かうと、途中にも農産物直売所や蕎麦屋がある。気の向くままに歩きながらふと見ると、レンガ造りの煙突が。近くに行ってみようと、そちらに足を向ける。

レンガ造りの煙突 小布施

立派な煙突が見える 小布施

風情のある建物を見ながら小道を行くと、そこは酒蔵「松葉屋本店」。

酒蔵松葉屋本店 小布施

酒蔵「松葉屋本店」裏手 小布施

レンガ造りの立派な煙突が目をひく。

レンガ造りの煙突 松葉屋本店

レンガ造りの煙突 酒蔵「松葉屋本店」 小布施

酒蔵 松葉屋本店 小布施

酒蔵 松葉屋本店 小布施

そこから中町の交差点方面へ。子供が栗のアイスを早く食べたいというので、いきなりだが、近くにあった店に入った。後からよく見ると、桜井甘精堂の系列店カフェ茶蔵(さくら)であった。

茶蔵のメニュー 小布施

茶蔵のメニュー 小布施

子供は栗あんソフト(350円)

栗あんソフト カフェ茶蔵

栗あんソフト カフェ茶蔵 小布施

私はモンブランソフト(400円)

モンブランソフト カフェ茶蔵 小布施

モンブランソフト カフェ茶蔵 小布施

夫は栗のシュークリーム(220円)

栗のシュークリーム カフェ茶蔵 小布施

栗のシュークリーム カフェ茶蔵 小布施

モンブランソフトは、栗あんソフトに新栗のモンブランペーストが絞られている。栗あんソフト部分は栗の風味は控え目でクリーミー、モンブラン部分はねっとりとして栗の味も濃くおいしかった。栗のシュークリームは、クリームに栗が入っていておいしかったとのこと。後で見たら売り切れていたので、先に栗シュークリームにして、もうしばらく後でモンブランソフトにすればよかったかな。

カフェ茶蔵 小布施

カフェ茶蔵 小布施

国道403号を北の方へ歩くと、味噌屋、アクセサリーショップ、カフェなどがある。

穀平みそ 小布施

穀平みそ 小布施

La Bibeloterie  小布施

La Bibeloterie ヴィンテージアクセサリーなど 小布施

COFFEE & JAZZ BUD ジャズ喫茶 小布施

COFFEE & JAZZ BUD ジャズ喫茶 小布施

中町交差点の方へ戻り、かんてんぱぱショップやギャラリーをのぞいてみた。

かんてんパパ店内 小布施

かんてんパパ店内 漆器などもある 小布施

かんてんパパ裏手のギャラリー 小布施

かんてんパパ裏手のギャラリー 小布施

かんてんぱぱショップやギャラリーを出たあたりで11時20分頃。

栗の木テラスには既に行列が。子供がいると長い時間並ぶのは難しいので、残念だが、今回は並ばないと入れない店は断念。有名な小布施堂の期間限定商品「栗の点心 朱雀」も、整理券を獲得するために早朝から並ぶ必要があるというので、今回ははじめからあきらめている。

栗の木テラス 小布施

栗の木テラス 小布施

昼食には少し早いが、のんびりしていると混み合ってくるおそれがあったので、目についた蕎麦屋に入ることにした。小布施MAPには載っていないが、手作りジャムの店「マロナップル」の隣の「朝日屋」。道沿いの看板には創業百年とある。

蕎麦 朝日屋 小布施

蕎麦 朝日屋 小布施

ざるそば(850円)を注文。冷たい蕎麦のメニューには天ぷら蕎麦はないが、天ぷら(500円)の皿を付けることはできる。

ざるそば 朝日屋 小布施

ざるそば 朝日屋 小布施

ざるそばは、蕎麦の色は薄め、量は多め、いかにも手打ちという感じの麺である。夫はうまかったと言っていた。自分はというと、もう少し黒っぽい田舎蕎麦の方が好みである。

食べているうちに、店の外に行列ができてきたので、早めに入って正解だったかもしれない。

昼食をすませて子供ともどもおなかが落ち着いたので、再び町歩き。インフォメーションセンター「ア・ラ・小布施ガイドセンター」が目に入ったので入ってみた。

おぶせガイドセンター 小布施

おぶせガイドセンター 小布施

小布施は景観にも力を入れており、オープンガーデンになっている個人宅も多いというので、「バラがメインの庭」があれば見てみたいと思ったが、「バラには少し時期が早い」とのことで、中心部で立ち寄りやすいオープンガーデンを教えてもらった。

このインフォメーションセンターには、喫茶スペースもあり、プチホテル「ア・ラ・小布施」のフロントも兼ねている。

おぶせガイドセンター 小布施

おぶせガイドセンター 店内 小布施

ジャムや栗菓子や栗羊羹の詰め合わせなどの販売もある。栗羊羹詰め合わせ(5個入り1500円)は、計算上は少し割高になるが、食べ比べもしやすいので買ってみた。

おぶせガイドセンター 小布施

手前の黒い円形は販売しているジャムのふた 小布施

古い地図があった。こういう地図を見るのも好きだ。

小布施の地図 小布施

古い小布施の地図 小布施

奥側のドアから出て、小道を行くと、「マルテ珈琲焙煎所」がある。

マルテ珈琲 焙煎所 小布施

マルテ珈琲 焙煎所 小布施

珈琲の試飲をして、「オブセブレンド 秋」を買ってみた。お店の人から、NHK総合朝8時からの「小さな旅」の10月28日(日)放映の回は小布施だと聞いたので、見るつもりである。

マルテ珈琲焙煎所の記事はこちら

大日通に出ると、先の方で熱気と香ばしさを感じた。見ると、ちょうど栗が焼けたところであった。

焼き栗の機械 小布施

焼き栗の機械 小布施

焼きたて。うまそう。小布施ではあちこちで焼き栗を売っていた。昼食後間もないので、後で買うことにする。

焼き栗 小布施

焼き栗 小布施

栗の小径の方へ向かう。和菓子「いちむら」。こちらの日本庭園もオープンガーデンである。引き戸の左下に置かれている赤と緑の絵のプレートが、オープンガーデンの目印。声をかけずに入って見てよいとのことであった。

和菓子 いちむら 小布施

和菓子 いちむら 小布施

栗の小径。なかなか風情がある。

栗の小径 小布施

栗の小径 小布施

舗装も栗材。庭の舗装もこういう風にするのもよかったかな。

栗材の舗道 小布施

栗材の舗道 小布施

国道403号に出ると、雑貨屋「自在屋」の近くの広場にトンボのオブジェが。

トンボのオブジェ 小布施

トンボのオブジェ 小布施

「自在屋」は和小物、和食器、輸入雑貨などの店。輸入雑貨などはよそでもあると思うが、好きなのでつい見てしまう。栗のお皿などは小布施らしくてなかなか味がある。

栗のお皿 自在屋 小布施

栗のお皿 自在屋 小布施

形だけ栗というのもシンプルでよいかも。

栗のお皿 自在屋 小布施

栗のお皿 自在屋 小布施

裏手にはカブトムシのオブジェが。なぜこれがここに、と思ってしまうが、こういうオブジェはわりと好きだ。昆虫好きの息子もちょっと嬉しそう。

カブトムシのオブジェ 小布施

カブトムシのオブジェ 小布施

北斎館の近くの路上で焼き栗を買って食べた。ほくほくして栗の甘みがおいしい。

焼き栗 小布施

焼き栗 小布施

この近くで、生の栗も買った。サイズが7L(!)まであって、6Lと7Lは値段が高いのに売り切れていた。7Lってどんな大きさだろうねと話していると、お店の人いわく、「鶏の卵よりも一回り大きいくらい」。びっくり。見てみたい。スーパーマーケットの栗を見慣れた身には、2Lでも十分に見える。結局、見切り品(L~2L込み)1㎏、800円を購入。見切り品とのことだが、身は大きくきれいであり、お得感があった。

おぶせ庵の栗のソフトクリーム。

栗のソフトクリーム おぶせ庵 小布施

栗のソフトクリーム おぶせ庵 小布施

「オブセ牛乳」。80℃15分間殺菌の成分無調整。息子に「どう?」と聞くと、「うすい!」「でもおいしいよ」と言っていた。少し分けてもらって飲んでみると、さらっとしつつ脂肪分と乳の風味がして低温殺菌牛乳らしい味わいだった。高温殺菌牛乳を飲み慣れていると、息子が言うように薄い味に感じることもあるらしい。

オブセ牛乳 小布施

オブセ牛乳 小布施

お店はどこも混み合っていた。栗庵風味堂の写真がないな。

創業二百余年。桜井甘精堂。

桜井甘精堂 小布施

桜井甘精堂 小布施

竹風堂。

竹風堂 小布施

竹風堂 小布施

小布施堂。こちらの栗鹿の子が、栗菓子に目覚めたきっかけでもある。

小布施堂 小布施

小布施堂 小布施

新栗のお菓子を買いたかったが、人混みであたふたしてじっくり選べず。午後2時を過ぎ、疲れも出てきた。カフェに入れないかと栗の木テラスをもう一度のぞいてみたが、順番待ちのリストが長くて断念。観光客は相変わらず多いが、あちこちの店で「〇〇完売」の札が出始め、気力が減ってきたので、そろそろ駐車場へ向かうことにした。途中の道にも、洋菓子店「パティスリーロント」や和菓子店「塩屋櫻井」があり、ちょっとのぞいてみたりした。

りんご

帰りに6次産業センターへ寄ってみた。野菜や果物や加工品の販売所。何も買わなかったが、植え込みのりんごの木や近くのりんご畑の光景に和む。

りんごの木 6次産業センター 小布施

りんごの木 6次産業センター 小布施

近くのりんご畑。

りんご畑 小布施

りんご畑 小布施

まとめ

行く前には、混みそうなら午後から行ってみようかなどと考えていたが、秋は最低でも午前中には現地入りした方がよいと分かった。午後2時頃でもそれほど空いてこないし、栗菓子の人気商品は売り切れていたり、カフェはまだ順番待ちだったりする。

また、我々は準備不足だったが、どこで何を買うかある程度目星をつけて行った方がよい。有名な店はどこも人が多く、その場でじっくり見て迷ったりしつつ選ぶということがやりづらい。

今回の収穫。珈琲、栗、栗羊羹詰め合わせ。りんごと袋に入っていない栗はお店の人がおまけにくれたもの。

買ってきたもの 小布施

買ってきたもの 小布施

小布施。雲はあったが晴れて暖かい日で、町並みもきれいで楽しかったけれど、喫茶処で栗菓子を食べられなかったなど、心残りもあるので、再訪するつもりである。

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