先日小布施で買ってきた栗で甘煮を作った。
画像右奥が買ってきた生栗。L~2L込みの見切り品で、1㎏800円。6L、7Lは高いけれど売り切れていた。でも、実は6L、7Lのサイズの栗としては割安だったのかもしれない。りんごなども、産地では品質のよいものが割安なことが多い。
皮むき~甘煮
折角買ったのに古くなるともったいないので、疲れていて少し面倒だったが、軽く下煮をして皮をむいた。息子も手伝うというので、助かる。栗が好きなうえに、自分でむくのが初めてなので楽しそうに思えたらしい。夫が切れ込みを入れ、息子が鬼皮をむき、私が渋皮をむいた。
栗は大きくて、虫も殆どいなかったし、実の色もきれいで、むいているときに割れた物も少なかった。渋皮をむいても見た目もたっぷり、量っても700gはあり、普段近所のマーケットなどで買うものも、1㎏680円くらいはするが、それよりもはるかによい栗である。
むくのに一所懸命で、途中の写真を撮るのを忘れたので、むいた状態の栗の様子が紹介できないのが残念だ。
皆で作業したので、時間が短く済んでありがたい。息子も、「固い皮、全部むけたよ!」と達成感を味わっており、よかった。
砂糖を350gほどと水をひたひたに入れ、25分ほど煮た。そのまま一晩冷蔵庫に入れて、翌日、少しつぶして崩し、様子を見ながら煮詰めて仕上げた。栗の形を残した方が見た目がきれいだが、崩れて餡のようになったところもあるのが好きなので、少しつぶすことが多い。
完成!
完成したものを、皆で食べた。こってり甘くて、少しだけでも満足感がある。
煮る前の実も立派だったが、食べてもおいしかった。
風味がよく、実の形を残したところも変な固さもなくしっとりと仕上がり、しっかり甘みも入っており、崩したところもきめ細かくクリーミーで、普段買う栗よりも断然美味、これまで作った中では一番である。大満足だ。
小布施で売られていても実際は他の産地のものだったりしたらがっかりだなあ、などと頭をよぎったりもしたのだが、疑り深くそんなことを考えて申し訳なかった。これだけ実がきれいでしっかりしていて、味も申し分なければ、小布施の栗ということで納得である。
ロールケーキに添えてみた
目先を変えて、ロールケーキを作って、栗の甘煮を添えてみた。ロールケーキはいびつだが、ちょっと栗っぽくも見えるのでまあいいだろう。コーヒーは、小布施のマルテ珈琲焙煎所、「オブセブレンド 秋」である。
クリームと栗との相乗効果で、モンブランのような味わいになり、これまたおいしかった。コーヒーとの相性もよい。
やってみていないが、バニラアイスクリームや、チョコレートアイスクリームや、クレープなどに添えてもおいしそうだ。
小布施に行ったときには、また栗を買ってこなくては。