4月から5月は、バラの開花が待ち遠しいのと、害虫退治のため、毎日のように見回っている。
ガの幼虫発見(画像注意)
すると、ある朝レディオブシャーロットの枝にでっかい幼虫を発見。レディオブシャーロットは、新枝の先が、蕾も葉もなくなっているものがちらほらあり、気になっていたのだが、ひょっとしてこいつのせいか。
慌てて捕ったのだが、あまり見ない色と大きさだったので、子供に見せてみた。
私には気持ち悪いが、子供は喜んで観察。測ったわけではないが、全長5㎝ほどだろうか。しばらく見たいからそのままにしておいてと言われてしまった。
幼虫は、並べて置いてある小さな鉢の方へ行き、鉢に上ると隣の鉢から鉢へと渡っていったが、結局鉢から下りて地植えのボレロの方へ。上るのかなと思っていると、ボレロの細かいトゲを嫌って断念。そういえば、レディオブシャーロットは、トゲがまばらである。
子供はこの辺りで飽きて行ってしまったが、まだそのままにしておいてというので殺さずにおいた。
幼虫はそこから植え込みを移動し、ハナニラの辺りでもがいているところまでは見たのだが、その後、ちょっと目を離した間に見失ってしまった。辺りを少し探してみたが、一旦見失うと見つけるのが難しい。
いずれにせよガの幼虫だろうし、バラの枝にいたということはバラを食べる可能性が高いので、やっぱりやっつけておけばよかったと思ったが後の祭り。
翌々日
翌々日、見失った幼虫がウィリアム・モリスの蕾を食べているのを、夫が発見。これはもう生かしておけぬと、成敗した。
あの大きさだけに、食べっぷりもたいしたものだ。この調子で食べられたら大変なので、発見できてよかった。
何の幼虫だろうねと話していたところ、太さや色や形から、スズメガかもという意見も。
あまり追求するつもりもなかったのだが、バラが食べられたことや、夫曰く、退治したときの感触が結構固かった(うへー)などを考えると、普段見ている灰茶色っぽいのとは少し色合いや形が違うが、やはりこれもヨトウムシではなかったかと、気になった。
気になるとついつい調べてしまい、イヤな画像をたくさん見るはめになるが仕方がない。
調べた結果としては、どうやら、ナンカイカラスヨトウ だったようだ。
ナンカイカラスヨトウ と オオシマカラスヨトウ は成虫も幼虫も似ていて、区別が難しいとあるが、両方の画像と比べてみたところでは、胸脚が黒くなくて、気門が白くて、黒い模様もなかったようなので、ナンカイカラスヨトウの方だと思う。
幼虫が食べる植物はアキグミとあるが、蚕と違って、決まった植物しか食べないということでもないのだろう。その後、レディオブシャーロットの枝とレディエマハミルトンに、小さいナンカイカラスヨトウの幼虫がいた。ひょっとして、今年の3月から4月に時々見かけた緑色の幼虫は、ナンカイカラスヨトウだったのだろうか。
昨年までは見かけなかったが、ヨトウムシにも、いろいろな見かけのものがいるものだ。