包丁の収納道具として、 Eau HYDRA (オー ハイドラ)という包丁スタンドを、シンク下の深めの引き出しに置いている。
包丁の収納方法
これまではシンク下収納が開き戸で、扉の内側に包丁差しがついており、それには特に不満はなかったのだが、シンク下が深めの引き出しとなり、同じような包丁差しをつけるのには何となく抵抗があった。
開き戸の内側はデッドスペースの利用という感じがするのだが、引き出しだと、物の置き方を変えたくなるかもしれないし、そのときに制約になるようなものではない方がよかった。
それに、プラスチックの包丁差しをねじ止めしたりするのはあまり見ばえもよくない気もした。もともとついていれば特に気にならなかったのかもしれないが。
包丁の収納方法はいろいろあるが、壁に磁石をつけて包丁をくっつけるという方法は、刃物が丸見えなのが、何となく落ち着かない。包丁スタンドをキッチンの台に置いておくのも、刃物は仕舞っておくという習慣がついている自分としてはやはり落ち着かない。海外ドラマやミステリなどで、侵入者や、口論で激高した相手が、キッチンの台の上にある包丁スタンドから包丁を抜いて・・・などというシーンがたまにあるのは、気にしなくてよいのだとは思うのだが。
引き出しにしまうのにちょうどよい包丁収納用品をインターネットを検索していろいろ探してみたが、包丁スタンドのタイプは、台の上で使いやすい形状のものが多く、引き出しにしまう場合は、かさばったり、差し込み口の角度があわなかったりする物が多かった。また、浅い台に包丁の刃を下に向けて置くようなタイプの包丁ホルダーは、浅い引き出しには適しているが、深い引き出しだとうまく設置できない。
Eau HYDRA オー ハイドラ
さんざん探して、これならいいかもと思ったのは、Eau HYDRA という包丁スタンド。
Eau HYDRA
- サイズ 幅6㎝×奥行15.7㎝×高さ24.5㎝
- 材質 フィンランドバーチプライウッド(ケース)、ブラックウォルナット(内)
幅が狭く、包丁の差し込み口があまり斜めになっておらず、ほぼ上向きなので、深い引き出しの中に置いて上から出し入れするのにちょうどよい。幅が狭い割には包丁を6本収納できるようになっている。木製で外観も好みだ。見かけよりも重くて、安定感もある。
悩んだのは、価格である(税込16,720円 2019年10月時点)。包丁スタンドなど、安いものは安いので、迷いがあった。
そういうときはあわてて買わずに、納得がゆくまで探すことにしているので、その後もしばらく探し続けていた。それでも、これといったものが見つからなかったので、最終的には、Eau HYDRAに決めた。
使ってみると、外観も使い勝手もよく、買ってよかったと感じている。形状も凸凹がなく、引き出しの端に寄せて置くとコンパクトで収まりがよい。
しいていえば、包丁のサイズや形状によっては、差し口や木の合わせ目に食い込むことがあるのが少し気になるくらいである。
中の仕切り板は取り出すことができるので、汚れやほこりが気になったら、拭くことができて衛生的である。
目的や要望に合った道具は、余計なストレスを感じず気分よく使えるものだと思った。