2020年の８月を過ぎた頃だったと思うが、右目の目尻の１㎝ほど下に、イボのようなシミのようなものが急にできた。大きさは、米粒くらい、全体に平べったく肌の他の部分よりも少しだけ盛り上がっており、ごく薄い褐色である。
調べてみると、イボもいろいろな種類があるが、当てはまりそうなのは次の２つ。
- 青年性扁平疣贅（せいねんせいへんぺいゆうぜい）：顔面、手、首、背中などにできやすい。ウィルス性。
- 脂漏性角化症（しろうせいかくかしょう）：手や顔など日が当たるところにできやすい。長年の紫外線の影響。老人性イボ。
急にできたので、ウィルス性のイボかなと思ったが、気になって触っていたら傷でもできたのか、少しかゆみがあり、かさぶたができた。かゆみ、かさぶた、茶色っぽいとなると、老人性のイボらしいが、青年性と老人性では気分的にも結構違いがある。
すごく目立つというほどでもないが、目の近くにあると手に触れることも多く、気になるので、だめでもともとというつもりで、ヨクイニンを飲んでみた。だめでもともと、というのは、老人性イボにはヨクイニンはあまり効果がないらしいからだ。
ヨクイニン
「ヨクイニン」は、ハトムギの皮を除いた種で、古くからある生薬・漢方薬である。消炎作用や身体の水分バランスを整える作用があるとされ、肌荒れやイボに効果があるといわれている。
夫も飲んだことがあり、時間はかかるが効果があったと言っていたので、半信半疑だったが飲んでみた。
粉末、顆粒（エキス）
最初にしばらく飲んでみたのは、家にあった「ヨクイニン末」という粉末のもの。添付のスプーン１杯（２ｇ）が１回分である。ハトムギをそのまま粉末にしたもので、価格は安いが、粉っぽく、あまり飲みやすくはない。１日３回飲むところを、１日１回くらいしか飲まなかったせいもあるのか、あまり変化はなかった。
そんなある日、たまたま、これも家にあったヨクイニンのエキス顆粒の方を飲んでみた。すると、１回飲んだだけだったのに、翌日、気のせいか、イボが少しへこんだ気がした。
その後しばらくは、粉末を飲んだり、エキス顆粒を飲んだりと、適当だったが、どうもエキス顆粒を飲んだ後の方がイボが小さくなる気がした。エキス顆粒を飲んだときは、翌日くらいには変化があるという感じだ。顆粒状で粉末よりも飲みやすいということもあり、そこからは、ヨクイニン末よりも、エキス顆粒を飲むようになった。
家にあったエキス顆粒がなくなると、ドラッグストアにあったエキス顆粒を買ってきて、毎日飲むようにした。
ヨクイニンエキス顆粒クラシエ 第３類医薬品 1包1.5ｇ 45包
そうすると、日に日に小さくなっていき、新しく買ったエキス顆粒を飲み始めてから３０日くらいたった頃だと思うが、ほぼ目立たないくらいまでになった。でっぱりは完全になくなり平坦になっている。色も薄くなった。肌の他の部分とは肌理（きめ）が少し違うので、よく見るとイボがあった場所はわかるが、少し離れて見るとわからない程度である。
夫にも見せたが、イボがどっち側の目の近くにあったか分からなくなっているほどで、これは、効果があったといってよいだろう。念のため、その後も飲み続けている。
写真を撮っておかなかったのだが、以上は、実際の経過である。
毎日飲んだといっても、１日３回飲むところを１日１回しか飲んでいないが、これだけ目立たなくなったのでよかった。最初にヨクイニン末（粉末）を飲み始めてから、２ヶ月～２ヶ月半くらいかかったか。
１ヶ月以上かかるというと時間がかかるようだが、私の場合、エキス顆粒を飲むとすぐに変化があったので、続ける意欲が出て、時間がかかるということはあまり気にならなかった。
治ったところをみると、老人性のイボではなくて、ウィルス性のイボだったのだろう。