ゴールドバニー Gold Bunny 1979年 フランス
明るい黄色のバラ
丸弁カップ咲きで花弁の縁が波打つ、明るい黄色の中輪花である。葉もきれいな緑色で、見ていると元気になるようなバラだ。微香と紹介されているとおり、香りは殆ど感じられない。
初めてのバラの１つ
2016年6月に、最初に購入した６株のバラの１つ。ザ・ローズショップのインターネット販売サイトで購入。購入後、鉢に植え替え、今も鉢で管理している。
参考にしたバラ関係の本には紹介されていなかったと思うが、販売サイトの画像などを見て選んだバラだ。今なら別のバラを選ぶかもしれないが、安定感のある美しいバラである。比較的作出が古い品種だが、根強い人気があるのもうなずける。
耐病性については育てていて特に問題はなく、中程度以上だと思う。薬剤散布は、他のバラと同じ頻度でやっているが、うどんこ病にはあまりかからず、少しかかっても悪化せず回復していった。黒星病も鉢で管理しているためもあるのか、あまり困ったことはない。害虫の被害も少ない方だ。葉や花弁の質はよいように見える。
ゴールドバニー 2018年5月7日
生育状況
2016年に買ってすぐに鉢に植え替えたのだが、土があまりよくなかったのか、その秋も翌2017年も、花は少なめで葉もそれほど増えなかった。そこで、2017年の冬の間に鉢の土を入れ替えてみたところ、2018年はこれまでよりも調子がよさそうだ。
それでも、成長は比較的ゆっくりであり、大きさもコンパクトなままである。シュートはあまり出ない。
2018年はこれまでに５月と６月と７月に咲いた。一番花は株の大きさに相応の花数で、二番花、三番花は２、３輪で花径も若干小さかったが花はきれいだった。株が充実したら花つきはもう少しよくなるだろう。花持ちはまあまあで、咲き始めは特に美しいと思う。
ゴールドバニー 2018年6月26日
ゴールドバニーは、どこに植えるというあてがなく買ってしまったので、当分このまま鉢で管理するつもりである。
2017年に神代植物公園で、ゴールドバニーが咲いているところを見た。年数を経た株のようで、木はごつごつした感じになっており、花数が多く、花径も大きく、花弁の数も多かった。樹高はそれほど高くなく、剪定によって比較的コンパクトに維持できそうだ。
ゴールドバニー 神代植物公園
つるゴールドバニー
枝変わりに、つるゴールドバニーというつる性の品種もある。バラ園でもよく見るが、花数も多く見事なバラである。一季咲きであることのほかは、基本的にはゴールドバニーと同様のはずだが、個人的には、陽光を受けて輝くような様子が木立のゴールドバニーよりも一層美しく感じる。
誘引する場所があれば、つるゴールドバニーもなかなかよいと思う。
ゴールドバニー（つる） 一本木公園