エポスゴールドカード 予想外のインビテーション

2020年のある日、エポスゴールドカードへの招待メールが届いた。

ゴールドカードについては、以前少し調べたことがあるが、海外旅行の頻度やクレジットカードの年間使用額を考えると、年会費分以上のメリットを受けられる見込みがなかったので、ゴールドカード全般をあきらめていた。

そんなわけで、エポスゴールドカードも念頭になかったのだが・・・

突然の招待メールにびっくり

エポスゴールドカードへの招待メールが届いたのは月の半ば頃。招待メールの内容は、期間内にエポスゴールドカードを申し込むと、年会費永年無料というものである。

エポスカードからのメールは使用額の確定やリボ変更期限の通知で毎月くるため、殆ど注意を払っておらず、招待メールも、最初は見過ごすところだった。

「年会費永年無料でエポスゴールドカードへご招待!」という件名が目に入ったときにまず浮かんだのは、「よくある詐欺メール???」という疑いだった。

念のため、メール文中の「申し込みはこちらから」というリンクをクリックするのではなく、エポスカードの公式サイトのトップページからログインしてみたところ、そこでもゴールドカードの年会費永年無料での申込み期限が案内されていたので、ようやく、「こういう招待がくることがあるのか」と腑に落ちた次第である。

少し調べてみると、カード会社からのゴールドカードやプラチナカードへの招待を「インビテーション」といい、エポスゴールドカードは比較的ハードルが低いらしく、狙っている人もいるということがわかった。

エポスゴールドカードの会員向け特典と永年年会費無料という点を検討し、特にデメリットはないと判断し、招待メールから1週間後に申込みをし、申込から約1週間後に、エポスゴールドカードが届いた。

インビテーションまでの経過

エポスカードを作ったのは3年半ほど前

もともと、ゴールドではない普通のエポスカードを作ったのは、3年半ほど前のことである。クレジットカードは既に何枚か持っていたが、久々に海外旅行に行くときに、紛失、盗難、不正使用などのリスクを考慮して、メインのカードとは別に作ろうと思ったのだ。

エポスカードを選んだ理由は、年会費永年無料、海外旅行保険が無条件で付帯という点で、自分の目的に合っていたためである。

年会費無料のクレジットカードはそれなりに種類があるものの、よく見ると、20代まで・30代までなどの年齢制限があり、40代だとそもそも申し込めないものもある。また、公共料金の支払や年間使用額などの条件があったり、リボ専用カードだったりと、管理に注意が必要な場合もある。リボ専用カードでも最初の設定により実質的に一回払いにできることもあるらしいが、設定を忘れたり間違えたりするリスクもあり、自分としては、メインのクレジットカードでないカードに、条件クリアや設定などを忘れないようにする管理の労力をかけたくないので、条件付年会費無料やリボ専用のカードは選択肢から外した。

海外旅行保険も、旅行費用の一部をそのクレジットカードで決済することが条件となっていることもあり、無条件での自動付帯のものにしぼると、選択肢が結構減った。

さらに、旅行が決まったのが出発日までそれほど日数がない頃だったので、クレジットカードを早く受け取りたかった。その点でも、エポスカードは、店舗で受け取ると最短で申込当日にカードを手にできるということで、エポスカードに決定。申込はインターネットでして、翌日、店舗で受け取ってきた。

インヴィテーションがくるまでの使用状況

エポスカードを作ってから2年間くらいは、たまに使うことがあるという程度で、使う頻度は少なく、年間利用額も数万円程度だった。

その後、エポスカード会員向けのエポラク傷害保険に加入してからは保険料の支払いを、携帯電話会社を変えてからは携帯電話料金の支払いを、毎月、エポスカードでするようになったが、年間利用額は相変わらず50万円にはほど遠かった。

インビテーションを狙う場合、エポスカードの年間利用額50万円が目安とされているようだが、到底そんな額ではなかった。

心当たりといえるのは、インビテーションがくる少し前に、歯科医院でクレジットカードを使ったことがあったというくらいである。

エポスゴールドカードのメリット

エポスゴールドカードのメリットはいろいろあるが、めぼしい点を挙げておく。

まず、国内19空港、国外2空港ラウンジを無料で利用できるという点と、海外旅行障害保険(自動付帯)の補償額が1000万円という点は、年会費がかかる他のゴールドカードと比べてもそれほど見劣りするわけではない。

また、連絡窓口として通常のエポスカスタマーセンターの他に「ゴールドデスク」も設けられていることも、メリットといえるだろう。

海外も国内も旅行はあまり行かないという人にとっても、ポイントを貯めるのは他のカードがメインという人にとっても、エポスポイントの有効期限が通常会員は2年間のところ、無期限になる、という点はメリットである。ちなみに、エポスポイントは、商品券やギフト券への交換、ネット通販での割引、他社ポイント(マイルなど)への移行、エポスVISAプリペイドカードへの移行など、使える方法もそこそこ用意されている。

ポイントも通常のエポスカードよりもためやすくなるが、それほど細かい設定が必要なわけではない。例えば、「選べるポイントアップショップ」というのは、よく使う店を3つまで登録しておくと、その店でのエポスゴールドカード利用時のポイントが最大3倍になるというものである。特にデメリットもなさそうだったので、よく使うスーパーマーケットなどを登録しておいた。

ゴールド会員が家族を招待すれば、その家族も年会費永年無料でゴールドカードに申し込みができるエポスファミリーゴールドというプランもある。

あらゆる手段を使ってポイントを増やしたいというほどでもなく、普通に使って、結果的に貯まっていればよいという使い方の人には、使いやすいカードだと思う。

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