2018年7月、静岡県を旅行した際、御前崎に行ってみた。
風車が並ぶ光景
浜岡砂丘に寄った後、357号線に入る。
すぐに目に着いたのが風車。海岸近くに何基も設置されている。高いものが多いが、道の近くに小さいものもある。
風車が並んでいるさまは、何となく異様な光景である。風景と、風車の大きさ・形状の組み合わせになじみがないためだろうか。電柱と比べてみても、非常に高い。
日本では、たまにしか見ることのない風車だが、デンマークでは風力発電がさかんだというのを思い出した。
デンマークでは、2014年以降、消費電力の40%前後が風力発電でまかなわれている。その一方で、低周波による健康被害があるとして、風力発電への反対運動も根強いらしい。風車が環境や健康に与える影響については様々な見解があるようだが、欧州では、問題の少ない海上設置の方向に進んでいるようだ。なお、欧州でも、今後風力発電事業への補助金の削減が進む中で、採算がとれるのか疑問視する向きもあるという。
御前崎の風車は、中部電力の風力発電所のものである。日本では、風向きが安定せず、台風や暴風など季節により風速も一定ではない環境で、風車の管理や電力の安定供給には難しい面もあるだろうなと風車を眺めながら考えた。
御前埼灯台
風車を見たあと、御前埼灯台へ向かう。
途中の道では、半島や岬で時々感じる、最果て感が漂う。こういう雰囲気もなかなか好きだ。
御前埼灯台に到着。登ってみる。登る方に意識が行ってしまい、灯台の外観を撮るのを忘れた。
暑い日で、灯台の中も蒸し暑かろうと思ったのだが、意外にも中は涼しかった。壁が厚いのと、内側が檜張りになっており、空気感もよい。
岬の北側・駿河湾側は、来た方とは違って、賑わいがある。風や波が穏やかで、こちら側は人が住むことができたのだろう。
灯台のそばの土産物屋で買った、タツノオトシゴとヒトデ。