アイスバーグ Iceberg 1958 ドイツ Kordes
花数の多さ
2017年に新苗で迎えて、3年目。2019年は昨年よりもずっと花が多かった。
開花時期は、我が家のバラの中では中程から少し遅めのあたり。
5月11日にはまだ、少ししか咲いていない。
見頃は5月20日前後だった。
一番花の美しさ
アイスバーグは、とにかく花付きがよく四季咲きで何度も咲くバラだが、やはり一番花の美しさは格別である。
房咲きが見事。
植栽場所は、ヘレンとレディエマハミルトンの間。庭の中では目立つ方の場所だが、アイスバーグのようなあっさりした白いバラの存在は、他のバラとお互いのよさを引き立て合うように感じる。
アイスバーグがよく育って、レディエマハミルトンが陰になりそうになるので、そちら側の枝は、まめに切るようにしている。
咲き進んで黄色いシベの色が褪せて黒っぽくなると、あまりきれいでないので切ってしまう。今年はシベが黒くなるのが割と早く、花が多かったので、慌ただしかった。
育てやすいバラ
ウドンコ病には殆どならないが、黒星病は毎年出てしまっている。今年は、昨年よりも黒星が出るのが遅かったのだが、梅雨の雨が多かったためか、7月に入るとだいぶ葉が落ちてしまった。
それでも、次の芽も花芽も出てきて、成長は止まらないし、あまり弱るということもない。こういう、樹勢がありよく芽が出る品種は、多少病気になることはあっても、育てやすく感じる。
バラの品種の説明を見ていて、耐病性は中程度の評価なのに強健だとか、大株になると無農薬栽培が可能などと紹介されていたりするのが、最初はピンとこなかったが、アイスバーグなどを育ててみると、なるほどと思う。
一番花の後
一番花の後、少し残っていた蕾も切ったが、すぐ次の蕾が上がってくる。毎回花枝がかなり伸びるので、花がらを切るときは深めにしているが、それでも段々樹形にまとまりがなくなってくる。
バラを育て始めた頃は、せっかく咲いたからと、花がら切りもぎりぎり散り際を狙っていたが、最近は、花がら切りは、気づいたとき、時間があるときに前倒し気味にやるようにしている。花数も増えたし、またすぐ伸びるし、花弁が落ちてからだと掃除が大変なのだ。アイスバーグも、花がらをまめに切った方が花数が増えるようだし、浅く切っていると大きくなりすぎてしまう。
花芽はどんどん出るが、今年はベーサルシュートが出ていない。アイスバーグは年数を経るとベーサルシュートが発生しにくくなるというが、3年目くらいからもう出ないのだろうか。そうだとしても株もそこそこ大きくなったし、古枝にもよく花をつけるというので、あまり問題はなさそうだ。
今年は、二番花も昨年より多く咲いた。しかし、梅雨の間は雨で花が汚くなったり、暑くなってくると花が小さくなったりした。しかも、雨や暑さや蚊が多かったりで、花がら切りが遅れがちになり、木の負担になったかもしれない。
そんな中でも、次々にずっと咲いているように感じるので何番花だかよくわからなくなってくるが、とにかく8月下旬頃に夏剪定をして秋に備えるつもりである。