ウィリアム・モリス 2018年秋から冬 美しい色合い

ウィリアム・モリス 2018年12月7日
ウィリアム・モリス 2018年12月7日

ウィリアム・モリス William Morris 1998年 イギリス David Austin

台風にも負けず

今年2018年は秋雨と台風でどのバラもダメージを受けた中で、ウィリアム・モリスは比較的耐えた方である。

そうはいっても、9月には黒星病が出たし、9月末の台風24号ではアーチごと傾いたりせっかく伸びたシュートが折れたり花芽が飛んでいってしまったりした。

下の画像は、アーチが右側に傾いている様子。脚はモルタルで固めてあったのだが、左の脚が浮いて盛り上がってしまった。

アーチ 2018年10月1日 台風24号の後

アーチ 2018年10月1日 台風24号の後

台風24号の後の庭の様子には本当にがっくりして、今年は秋バラはだめだったなあとあきらめの境地でいた。

が、しかし。

10月に入り気候が安定して、晴れた日が続くと、ウィリアム・モリスは再び新芽を出し始めた。こういうとき、ウィリアム・モリスはなかなか頼もしい。元気いっぱいというようにも見えないのだが、地道に成長してくれる。黒星病が出ていても、その割には葉を落とさず、どんどん花芽もつけてくれるのだ。

10月下旬には、これなら秋の花も見られるかなと期待がでてきた。気温が低くなると、花芽がついてから開花までの期間は長くなるので待ち遠しいが、バラ自体は10月くらいの気温の方が調子がよいようで、順調に蕾が膨らんでくる。ヨトウムシは9月に大量捕殺し、クロケシツブチョッキリも捕殺を続けて11月に入るとあまり見かけなくなったので、虫の被害も少ない。

ウィリアム・モリス 2018年10月25日

ウィリアム・モリス 2018年10月25日

待望の開花!

10月の末から、少しずつ咲き始めた。10月も11月も薬剤散布はしていた。

ウィリアム・モリス 2018年10月28日

ウィリアム・モリス 2018年10月28日

最初の開花から、次の開花まで時間がかかる。

ウィリアム・モリス 2018年11月7日

ウィリアム・モリス 2018年11月7日

雨の後。

ウィリアム・モリス 2018年11月9日

ウィリアム・モリス 2018年11月9日

うっとり。

ウィリアム・モリス 2018年11月9日

ウィリアム・モリス 2018年11月9日

秋の光の中でふんわり咲いている。

ウィリアム・モリス 2018年11月11日

ウィリアム・モリス 2018年11月11日

お見事。

ウィリアム・モリス 2018年11月18日

ウィリアム・モリス 2018年11月18日

11月下旬になると多くの蕾が開花し、もう秋というより冬だが12月初め頃は大変見事だった。

ウィリアム・モリス 2018年11月27日

ウィリアム・モリス 2018年11月27日

複雑な色合い。

ウィリアム・モリス 2018年12月4日

ウィリアム・モリス 2018年12月4日

房咲き。

ウィリアム・モリス 2018年12月4日

ウィリアム・モリス 2018年12月4日

ウィリアム・モリスとは別人みたい。

ウィリアム・モリス 2018年12月7日

ウィリアム・モリス 2018年12月7日

こういう色合いも好きだ。

ウィリアム・モリス 2018年12月7日

ウィリアム・モリス 2018年12月7日

花数も期待以上であり、我が家のバラでは、秋によく咲いた方だ。黒星病は治っておらず、12月初めになると10月に新しく出た葉にも黒星がでてきたが、そんなには目立たない。

ウィリアム・モリス 2018年12月7日

ウィリアム・モリス 2018年12月7日

秋の花は、春よりも色が濃く、しかも1輪ずつ微妙に色合いが異なる。春はアプリコットの色合いが強かったが、秋はサーモンピンクに近い色や、青みが強めの色合いもあり、また咲き進むにつれて色の変化もあって飽きない。花も大きく整っており、アーチの上から重みでうつむいて咲くのが美しい。咲き初めから終わり頃まで、ついつい見とれてしまう。

2年目の今年は1年目より、春も秋もずっと見事だった。

2018年一番花の様子はこちら

2018年一番花のその後と二番花の開花の様子はこちら

デビッド・オースチン・ロージズ社では、ウィリアム・モリスほか、2000年頃までの作出の人気品種がいくつかカタログ落ちしてしまって残念だ。しかし、ウィリアム・モリスは、2018年春のバラまつりの苗販売コーナーでも見かけたし、2018年秋の時点でも販売しているサイトがあったので、ちょっと嬉しかった。

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