台風シーズン バラの対策

御前崎 風車
御前崎 風車

先日(2018年8月24日)、淡路島に設置されていた、風力発電用の高さ60メートルの風車が倒れていたというニュースを見た。台風20号の強風によるらしい。

今年の7月に静岡県の御前埼で、間近に風車を見てきたばかりなので、

あんなのが倒れるなんて!

と驚いた。

周囲の建物や人に被害はなかったということだ。倒れないように設計しているはずだが、それでも設置場所は周囲の安全のことも考慮して選んでいるのだろう。

バラの強風対策

バラを育てるようになって、これまで感じていた以上に風が強い日が多いことに気づいた。

天候は、水やり、風対策、薬剤散布など、いろいろな作業に関係するので、天気予報も以前より気にしてみるようになった。

風が強い日には、鉢が倒れたり、葉や花が傷んだり、枝が折れたりすることがある。株が少し大きくなったり、シュートが伸びたりすると風を受けやすくなるので、ダメージも大きくなる。

マルクアントンシャルポンティエの、一番花の後長く伸びていたシュートの一本は強風のときに折れてしまった。風であおられるだけなら無事だったのだが、近くに剪定した枝があって、その切り口に繰り返しぶつかったせいで一部が深く傷つき、そこから折れてしまったのだ。後から考えると不注意だったが、事前にはそこまで思いが及ばなかった。

マルクアントンシャルポンティエ 2018年5月4日

マルクアントンシャルポンティエ 2018年5月4日

そういうことがなければ、広がった株や伸びたシュートを麻ひもでぐるっとまとめておいたり、個別にポールなどに結んだりしておくことで大体は問題ない。

鉢植えは高い場所には置いていないが、強風のときは、倒れないように風の当たりにくい場所に移動している。そして、念のため周りにレンガなどの重しを置いておく。普通の鉢バラはもちろん、まあまあ重い鉢植えでも、オベリスクを立ててあったり樹がよく茂ったりしていると、重心が高くなったり風を受ける部分が大きくなったりして、簡単に倒れてしまうので気をつけている。

倒れたときに割れた鉢

倒れたときに割れた鉢 バラは無事だった

このように、強風対策といっても、枝が折れないようにする、鉢が倒れないようにするという程度である。もちろん、普段から風で飛んでいきそうなものは置きっ放しにはしないようにしている。

風雨が強まってからとか、暗くなってから慌てて作業するのは危ないので、できる限り事前に備えをしておくようにしている。時間がなくてできなかった場合や、対策が不十分だったことに気づいた場合も、少しくらい折れたり倒れたりするのはあきらめて、身の安全を優先した方がよいだろう。

アーチは脚部を固定

レディオブシャーロットは4本の支柱(商品名:ローズスタイル)をリング(ローズスタイル用リング)で止めたもので仕立てている。この支柱は土にさしてあるだけなので、強風のときは全体に少し傾くことがある。レディオブシャーロットの育ち具合によっては、別の支柱に変えるかもしれないので、これはこのまま様子を見ている。

ウィリアムモリス

ウィリアムモリス 二番花 2018年6月29日

ウィリアム・モリスとウォラトンオールドホールを誘引してあるアーチは、高いので風を受けやすい。アーチの設置も、最初は脚部を土にさしておいただけだった。バラを誘引すれば簡単には倒れないだろうと思ったのだが、少し強い風が吹くとアーチが傾いてしまった。倒れてバラを引っこ抜いてしまう危険を感じたので、応急措置として麻紐で近くの柵などに結びつけて倒れないようにしておいた。今年の7月に、アーチ脚部の周囲の土を掘って脚の周りにモルタルを入れて固めておいた。その後は、かなりの強風でもアーチは無事である。

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