今年2020年は、6~7月は日照が少なく雨がちだったのが、梅雨が明けて8月になると一転して晴れて暑い日が多く、そうかと思うと9月以降はまた、10月の終わり頃まで雨も多く変わりやすい天候で、バラには厳しい日々だった。一番花の後は、あまりよい状態のときはなかったと思う。
天気が悪くても晴れて暑くても庭仕事は億劫で、蚊もやたらと多かったので、今年はこれまでで一番バラの世話をしなかった。反省点である。
幸いというか、成長して力がついているバラも多く、あまり世話をしなくても耐えられるようになっていたのでよかった。
11月に入ると、気温は下がっていったが晴れて穏やかな日が多くなり、放置していたわりにはバラは元気そうになってきた。
秋の花が増えたバラも
夏の間は、見た目にも荒れていた庭だったが、涼しくなると、意外と新芽も花芽も出てくるものだ。
ヘレンは、昨年2019年よりも秋の花はかなり多い。枝も伸びて、以前よりも少しつるっぽさがあり、シュラブというのはこういうことかなと思った。
12月になるともう秋バラでもないが、まだ花が残っている。
ルドゥテは、春の花は昨年2019年よりやや少ないようだったが、秋の花は昨年よりも多い。咲いた花は、春の開花なみにきれいで、来年以降も期待できるかもと嬉しくなる。
オデュッセイアも、最初の2年ほどは花が少なかったが、その後は年々花が増えている。秋の花もきれいで、色が濃く、一輪でもさまになるので目立っている。
ずっと元気そうなバラも
ウィリアム・モリスは、ずっと元気そうで、花もずっと咲いており、秋もそこそこ咲いた。いつの花も美しい。上の方で咲いているので、あまりうまく写真に撮れないのが惜しい。
アブラハムダービーも、同じくずっと元気で、花もよく咲いて、きれいである。
マルクアントンシャルポンティエも、概ね元気そうで、花も多いのだが、樹の幹がコブコブしてきて、割れ目が盛り上がっているだけなのか、まさかの癌腫なのかちょっと気になる。
アイスバーグも、ずっと元気でずっと花が咲いている。枝がもう少しまとまるとよいのだが、わりとひょろひょろした感じである。年数が経つと、バラ園のアイスバーグのようにまとまってくれるのだろうか。下の画像は一番花の頃。
ルージュピエールドロンサールは、伸びまくって、いったいどうなるのだろうと思うほどだ。上に伸びて上の方で咲くので、切ったり曲げたりしているが、今のところあまり格好よくまとまらない。
アルテミスも、いうことなしの元気さだが、これも結構伸びたので、上の方は花がら切りがあまりできていない。多分、花がら切りをちゃんとやれば、秋の花ももう少し多くなるかもしれない。花は整っていてきれいである。下の画像はそれほどでもないが、秋の花の方がピンク色ぽくなる。
年が明けると、冬の剪定誘引の作業だ。