マルク アントン シャルポンティエ 2018年一番花開花中!

マルクアントンシャルポンティエ 2018年5月4日
マルクアントンシャルポンティエ 2018年5月4日

マルクアントンシャルポンティエ Marc Antoine Charpentier 2005年 フランス Dominique Massad

フランス、ギヨー社のバラ。

一斉開花中!

4月30日には数輪だったのが、5月1日は暖かかったためか多くの花が開いた。アプリコットを帯びたクリームイエローの花で、花弁の先がとがっている。花径はあまり大きくなく中輪の部類、花付きは非常によく、まだまだ咲きそうだ。

2017年6月に篠宮バラ園で購入。西側のフェンス際に地植えした。あまり太くない枝が分岐しながら横に伸びるタイプ。細かい枝も多く、葉は小さめで密生するので、蒸れないように下の方の枝は適当に間引いている。

色合いの変化がある

昨秋の花はピンク色が強めに出た。オレンジ色のレディエマハミルトンと、クリーム色のジュードジオブスキュアの間に植えており、ピンク色が強めに出るのは正直嬉しくなかったが、バラは春と秋では花色が異なることもあるので、春の花に期待していた。

今年の春花は黄色みが強いクリーム色なので、まあ期待通りである。ギヨーのバラは花色の変化が大きいという情報もあるので、今後も変わっていくかもしれないが。

我が家で唯一のギヨーローズ

イングリッシュローズが多めになったので、フランスのブランドのバラもと思って選んだのが、このギヨーのマルクアントンシャルポンティエだ。耐病性など情報不足な部分もありかなり迷ったが、2017年の第19回国際バラとガーデニングショーで見て印象に残ったこともあって、迎えることにした。

マルクアントンシャルポンティエ 2017年国際バラとガーデニングショー

フランスのブランドのバラは、他にデルバールのラドルチェヴィータとシャトードゥシュベルニーを育てている。

うどんこ病には要注意

他の記事も書いたが2017年8月~10月は雨がちで、殆どのバラが調子を崩したが、このバラはうどんこ病にやられてしまい今も完治していない。4月には既に南の方に伸びた枝がうどんこまみれになってしまった。北の方に伸びた枝にはあまりうどんこが見られず、葉も大きく元気なのだが、ちょっとした条件の違いや枝の充実度で違ってくるのだろうか。

我が家では、このマルクアントンシャルポンティエと、イングリッシュローズのルドゥテがニ大うどんこ患者である。今年は、この2つのほかにも既にうどんこ病が出た株があるが、春先の気温が高めだと発病しやすいのだろうか。

市販の薬剤カリグリーンの代わりに石灰水を噴霧してみたところ、しばらく変化がなかったが、数日後に見たところ、うどんこが少しとれて葉につやがでてきたので、回復に向かうかもしれない。経過観察中である。

長い名前は

バロック時代を代表する作曲家マルカントワーヌ・シャルパンティエにちなんでいる。代表曲である「テ・デウム ニ長調」の前奏曲は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートのテレビ放映のオープニングに使われている。

私は、このバラの名の由来を知ったときにはピンとこなかったが、ニューイヤーコンサートのオープニングと聞けば「ああ、あの曲の!」とふに落ちて、それ以来、マルクアントンシャルポンティエを見ると頭に曲が流れるようになった。

花付きのよさと花期の長さは抜群

うどんこ病には悩まされているが、花数が非常に多く花持ちもよく、開花している期間はかなり長い。花持ちがよいからとあまり放っておくと、蒸れて灰色かび病のピンク色の斑点が出てくるので、適当に花柄を切っていった方がよい。

他のバラが咲いていないときにも咲いているので、花付き・花持ちのよいアプリコット~イエロー系のバラを検討している人にはおすすめである。

マルクアントンシャルポンティエ 2018年秋冬の様子はこちら

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