ジュード ジ オブスキュア Jude the Obscure 1995年 イギリス David Austin
またまた植えました
2016年秋に購入し2017年春に地植えしたジュードジオブスキュア。花も少なく元気がなくなる一方だったので、2019年早春に掘り上げてみたところ、根頭癌腫病だった。
根頭癌腫病でも残して育てているバラもあるのだが(基本的には廃棄が推奨されている)、ジュードジオブスキュアはどうしようもない状態だったので、泣く泣く廃棄した。
ジュードジオブスキュアは特に好きな品種の一つだったので、昨年2019年の一本木公園のバラまつり(2020年は中止)のバラ苗販売コーナーにあったのを幸い、早速買ったのだった。
地植え後しばらくは不安だったが
植える場所は決まっていたので、すぐに地植えにしたものの、その後何の動きもなく元気もなさそうだった。
前のこともあるので、何となく不安で、品種自体が実は言われているより弱いとか育てにくいという場合もあるけれどまさか、とか、いやジュードジオブスキュアはバラ園で見ると大きく育ち、よく咲いているのでそんなことはないだろう、とか、苗のあたりはずれもあるのでまたはずれだったらいやだな、など、内心やきもきしていた。
2020年1月に冬剪定をすると、一層貧弱に。
若干不安なまま迎えた今年の春に出た芽は問題なさそうで、出た葉も大きく元気そうで、花芽もよくついたので、一安心。
蕾がふくらむと咲くのが待ち遠しかったが、ようやく開いた花は色合いもよく、大きさも花弁も充実していた。やったー。
好きな香り
早速香りを確かめる。これこれ、この香りが欲しくてまた植えたのだ。
ジュードジオブスキュアの香りは、一言で表現すると「おいしそう」。
フルーティーで白ワインを思わせる香りで、うちのバラでも、バラ園でいろいろかいでみた経験でも、他にはあまりない香りのように思う。
「いい香りだよ」と息子に言っても、「なんかお酒みたい」と嫌がる。
元気に育ってきた
前の株は、花は2~3輪しか咲かず葉も少なかったが、今度のは、蕾は房状についてどれも開花し、葉も大きく元気そうだ。
花持ちはあまりよくないと思っていたが、今年は思っていたよりも長く咲いていたので、前の株はその点でも不調だったのかもしれない。
開き始めから終わりごろまで、深いカップ状の形を保ち、少し褪色しても美しさを保っている。香りも結構最後まで感じられる。
期待以上に多く開花して、嬉しかった。
家の中でもよい香り
雨の前に花がらを切り、きれいそうな花を飾ってみた。左と下がジュードジオブスキュア、上がレディエマハミルトン、右がレディオブシャーロット。レディエマハミルトンとレディオブシャーロットは、花が似て見えるときもあるが、樹の感じも、褪色した花の色合いも違う。
ジュードもレディエマも、とてもよい香りだ。